郡山萌世 校長雑感

校長より

高校説明会

6月14日の小原田中学校を皮切りに始まった今年度の各中学校主催の高校説明会も、7月13日の宮城中学校で前半戦が終わり、残すは、7月27日・28日の中学生一日体験入学となりました。

新たな入試制度のもと、2度の入試が行われました。そのため、新入試制度については、中学校にも一定の理解ができ始めたのではないかと思っています。

しかしながら、次年度から、高校では新指導要領のもとで新たな授業が始まります。この切り替えの時期に、各高校とも、それぞれの学校の特色化・魅力化に努めています。そのため、今年度の高校説明会は、入試よりも、学校の特色・魅力についての説明が主となっていたではないでしょうか。本校でも、求める生徒像や特色選抜の内容だけでなく、次年度からの本校の学校改革についても丁寧に説明をしてきました。

昨年を振り返ると、6月、学校が再開され、この時期は、夏休みを含めた授業の組み直しに奮闘していたことを思い出します。ほとんどの行事が中止となり、教科書の進度を確保するために、授業だけの毎日が続きました。6、7月のこの時期、高校説明会もほとんど開催されることなく、また、夏休み中の一日体験入学も中止となり、中学校側もどのように高校の情報を集めるか、苦労なされたのではないかと思っています。

受験生のみなさん、今は自分の生き方を決めるために多くの選択肢を持つ時期です。そして、その選択を可能にするために、しっかりとした学力の裏付けを形付ける時期でもあります。

頑張れ、受験生。

全国大会へ

本日、6校時目、本校のアリーナにおいて、全国定時制通信制体育大会へ出場する選手の壮行会が開催されました。

全国大会へは、次の部活動の皆さんが参加することになりました。

女子バスケットボール部   ソフトテニス部

陸上競技部   卓球部   バドミントン部

壮行会では、私からは、全国大会への出場を祝福し、自分を信じ、仲間を信じて、一球でもでも多く、一秒でも長く試合をし、いま現在自分が持っている力を十二分に発揮して欲しいと激励しました。また、この大会に参加することができなかった仲間の分も頑張ってきて欲しいとエールを送りました。佐藤生徒会長からは、「全国大会への出場おめでとうございます。これまで、苦しい練習を積み重ねてきたと思っています。全国大会では、持てる力を十二分に発揮して、頑張ってきてください。全校生徒で応援しています。」と激励がありました。

出場選手を代表して、陸上競技部の野口君より、壮行会への感謝の気持ちと、後輩たちにつなげるような成績を残してきたいという抱負が述べられました。

壮行会をやりながら、スポーツの素晴らしさを再確認しました。

「スポーツとは何か」と問われれば、いろいろな答えが返ってくることでしょう。

やって楽しむもの、見て楽しむものと、いろいろな答えがあります。私は「育てるもの」だと思っています。人の心を育て、身体を育て、夢を育てていくもの、それがスポーツだと感じています。

やはり、スポーツとは学びなのです。その思いを、一段と強くした壮行会でした。

難民の日

皆さん、6月20日(日)は、何の日か知っていましたか?

「父の日」。そのとおりです。

そのほか、何の日か、知っている人はいませんか?

そうです。「世界難民の日」だったのです。

 

2000年12月4日、国際連合総会で、毎年6月20日を 「世界難民の日」とすることが決定しました。

この日は、もともとはOAU(アフリカ統一機構)難民条約の発効を記念する「アフリカ難民の日」でした。それが、難民条約の制定50周年を記念して新たに「世界難民の日」として制定されたということ訳です。

6月20日(日)、日本中が、「ブルー」に染まったというニュースを聞いた人は多いと思います。これは、UNHCR駐日事務所が、全国各地の自治体や企業・団体の協力を得て、難民支援の輪を広げるための啓発イベントとしてのライトアップをしたからです。福島県でも、会津若松市の鶴ヶ城が、ブルーにライトアップされました。同じ日に、同じブルーをテーマにした「父の日」があったので、そちらも含め、世界中がブルーで染まりました。

現在、紛争や迫害のために、故郷を追われている人は、8000万人を越えるとも言われています。

生徒の皆さん、自分たちに難民を救うことはできないとは思っていませんか。

皆さんは、今すぐに何かをすることはできないかもしれません。しかし、できないからと言って、見ることを止め、考えることを閉ざすことは一番悪いことです。まず、現状を知ること、そして、イメージすることが大切です。そして、その後に、自分たちが何かできるかを議論すればいいのです。

現状を知り、イメージすることは、直ぐにでもできます。真の平和とは私たちの心の中にあると思っています。世界中の現状から目をそらさず、しっかりと学び、考え、今の状況をイメージし、将来をイメージすることが大切です。

進路ガイダンス

先週、3年生に対して、進路ガイダンスが開催されました。

3年生からすれば、前期中間考査が終わったばかりで、就職や進学はまだまだという思いがあるのかもしれません。しかし、就職や進学は、すぐそこに迫ってきています。

例えば、就職で考えると、7月1日には求人票の公開となります。あと2週間くらいです。そして、求人票が出されれば、否が応でも、自分が希望する企業を選択するという作業が始まります。そして、夏休みに入るとすぐ、その中のいくつかの企業に応募前見学を行い、最終的に応募する企業を決定することになります。そして、9月5日までには応募書類を発送し、9月16日からは採用選考が開始される運びになるわけです。また、進学でも、各大学・専門学校では、今月から、本格的なオープンキャンパスを始めるところは多いと聞いています。もしかすると、進路活動は迫っているというよりも、始まっているのかもしれません。

進路ガイダンスでは、比較的大きなくくりである「就職」、「専門学校」、「大学・短大」に分かれて、それぞれの進路に進むために大切な心構え、今から準備しなければならないことなどの話を聞きました。

以前、ある講演会で「笑顔は一円もかからないおしゃれ」と聞いたときがあります。でも、コロナ禍の中でマスクをしなければならないときに、どのように笑顔を伝えれば良いのでしょうか。その講演の中では、視覚障害者に対して、どのように笑顔を伝えますかと、ドキッとするような質問がありました。その時、私は大変困ったことを覚えています。答えは、明るい声(笑声)で話しかけるということでした。言われて、はっとしました。

どんな人でも、他者とつながるチャンネルを持ち、生活をしています。だから、他者を信頼する気持ちがあれば良かっただけだったのです。私は、「言葉(英語)が話せないから壁ができているのではなく、できないという気持ちが壁を作り出しているのだ」と、良く生徒に話してきました。多様性のある、つまりダイバシティの社会を構築していくためには、まず、偏見を捨て、他者をきちんと理解すること、そして、信頼することが大切だということを再認識させられたことを思い出しました。

3年生の皆さん、この時期は、いろいろなことを吸収し、高校生活の総仕上げをするときでもあります。進路活動をしながら、多くのことを学んでください。

定通体育大会、無事終了

福島県定時制通信制体育大会が無事終了しました。

昨年は、今大会が中止となり、多くの生徒が悔しい思いをしました。今年は、徹底した感染防止対策のもと、予定していた競技を無事行うことができました。今大会開催に尽力していただいた、すべての関係者の皆様に感謝を申し上げたいと思います。

今回、全ての競技会場を視察し、真剣に戦う生徒たちの姿をみて、改めてスポーツの素晴らしさを感じました。

スポーツとは、一体どのようなものでしょうか。

やって楽しむもの、見て楽しむものと、いろいろな考え方があります。

私は「育てるもの」だと思っています。人の心を育て、身体を育て、夢を育てていくもの、それがスポーツだと感じています。また、スポーツをする人、見る人、協力する人によって、そのスポーツは育てられていくのです。

部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあります。仲間と協力し、一つの目標に向かって、行動することも、人間として磨くことが必要な資質の一つです。そして、その部活動を育てていくのも選手である生徒たちです。部活をとおして、自分自身を鍛錬し、部活動そのものが、また、活性化していくのだと考えます。

選手の皆さん、勝敗を越え、皆さんは多くの物を手に入れています。

このことを、本日からの学習、生活へ活かしていただきたいと思っています。

壮行会

本日6月11日(金)6校時目、県定通体育大会の選手壮行会が開催されました。

私より選手へは「自分を信じ、仲間を信じ、そして今までの練習を信じて、全力で戦ってきて欲しい。そして、昨年、戦うことができなかった卒業生の思いも、明日の試合にぶつけてきて欲しい。私は君たちの勝利を信じている。」とエールを送りました。また、生徒会長からは「昨年は大会が中止となり、大変悔しい思いをしたと思う。しかし、その分、十分の時間と十分な思いを持てたはずだ。全国大会のキップを手に入れるように、全校生徒が、メールやラインで応援したい。」と激励がありました。

その後、各部より、「絶対に全国大会のキップを手に入れる」、「一人ひとり強い気持ちを持ち、上位に食い込んでいきたい」と今回の大会に対する力強い抱負が述べられました。

今回の大会は、新型コロナウイルス感染防止対策のため無観客で実施されます。そのため、保護者も生徒も、試合を直接見て応援することができません。

全校生徒皆さん、心の中で、全力で応援をお願いします。

考査が終わった後に

今週の火曜日、前期中間考査が終了しました。現在は追考査中です。

生徒の皆さん、お疲れ様でした。少しは休憩しましょう。その後、テストが返却された時に、是非とも皆さんにやってもらいたいことがあります。それは、振り返りです。

皆さんは、テストが終わると、自分ができなかったことばかり考え、落ち込むことはないでしょうか。私も、高校時代、テストのできが悪く、大変落ち込んだものです。

数字とは、感情がない冷徹で残酷なものです。そして、数字とは人間の思考を停止させる最強の道具です。いくら頑張ったとしても、「15点」と書かれてあれば、なんて自分はなさけない人間なんだろうと思ってしまいます。「15点」をいくら眺めても、「あなたは頑張ったよ」などと、ささやいてくれるはずもありません。

では、なぜ、振り返りをするのでしょうか。

先日も書きましたが、定期考査は、点数が取れた、取れなかっただけのものではありません。

どの分野ができたのか、できなかったのか、その原因は何か、また、それを伸ばすために、また、解決するためにどのような方策があるか等、しっかりと考えるものです。

そして、振り返りをしながら、将来に対して、現在の自分の位置を確かめることも大切です。今、どこまでたどり着いているのか、方向は間違っていないのか、このまま真っ直ぐ言って良いのか等、自分と対話することが大切だと思っています。

できなかったことばかりがとても気になると思いますが、今回は何が良かったのかを考えることにしましょう。

考査も一休み

何かを考えるときに、私はものごとの捉え方である「視点」や「枠(フレーム)」を非常に大切にしています。

テストでは、知識を集積し、点数がとれるかどうかが問われます。だから、点数が取れれば、嬉しいですし、取れなかった場合には、とても落ち込むことでしょう。しかし、何点取れば、点数が取れたことになるのでしょうか。例えば、満点を目指していた者が、それを成し遂げることができれば、大きな達成感や満足感を味わうことができます。しかし、満点を取ることは並大抵のことではありません。だからといって、目指す点数を下げることも、本末転倒であることは申すまでもありません。ここで、私が本当に問いたいのは、達成感や満足感は、本当に点数と関係するかどうかです。

改めて考えると、テストは、一定の知識や技能が身に付いているかどうかを測るための道具です。なぜ、測らなくてはいけないのかと言えば、自分自身の単なる思い込みではなく、客観的に身に付いているかどうかを測定するためです。点数が取れた、取れなかったというよりは、何ができて、何ができなかったのかを問うことが大切なのではないかと考えます。できなかったことを、再度、学ぶチャンスを得るのが、テストではないかと考えます。

このように、必要なことは、ものごとを考える「視点」や「枠」を変えていくことだと思っています。自分自身が求めている経験、自信、理解、喜びとは何だろうと、自分自身が持っている「視点」や「枠」自体を変えて考える必要があるのです。

最後に、私は「失敗を恐れず、挑戦してください」と良く話します。それは、「失敗」も経験の一つだと思っているからです。つまり、失敗とは、こうやればうまくいかないということを学ぶことだと思っています。うまくいかないという知識や技能をいっぱい蓄積していくことは、成功に辿り着く近道なのではないでしょうか。

本日が終わると、中間考査は、あと2日です。土日は、まずは休養を取って、計画的な学習をしてください。

明日より考査

明日より前期中間考査が始まりました。

中間考査は8日(火)まで続くことになります。1年生の皆さん、考査は普段の授業とは違った時間帯で行われることになります。時間を間違いないように気をつけてください。

また、考査の時間割も、すべての生徒が一緒ではありません。1日3科目の生徒もいれば、1科目の生徒もいます。それは、本校が単位制の高校のためです。考査の時間割表をしっかりと確認し、自分が選択した科目を探して受験をしてください。

考査期間中の時間割は次のとおりです。

 1校時 13:00~13:45

 2校時 14:15~15:00

 3校時 15:20~16:05

 4校時 17:50~18:35

 5校時 18:55~19:40

考査が近づくと、生徒からは、「もっと時間が欲しい」「時間が足りない」という話を良く聞きます。それを聞く度に少しだけうれしくなります。何かに取り組みはじめ、少しでも分かり始めると「これも、あれも」と気付き始めまることになります。学びとは気付きだと思っています。気付くことが非常に大切なのです。つまり、「時間が足りない」という言葉を聞くと、何かを分かり始めたなと感じることができるので少しだけうれしくなります。

時間は、人間に平等に与えられた数少ないものの一つです。その貴重な時間をどのように使うのかを決定するのは自分自身です。一生懸命やっても、怠惰に過ごしても、同じように時間だけは過ぎていきます。そして、過ぎた時間は返ってくることは決してありません。もしかしたら、この平等に与えられた時間をどのように使うかを学ぶところが学校かもしれません。時間をどのように考えるかを考えることは、自己を磨くことだと考えています。

頑張れ。  

You can do it.

考査1週間前

前期中間考査まで1週間を切りました。

1年生にとっては、高校入学後、初めての考査となります。前期中間考査は6月2日(水)から8日(火)まで実施されます。1年生の皆さん、高校の考査は、中学校とは違い、長期間のたたかいとなります。本校の考査は、どの考査も、土日を挟んだ5日間の日程で組まれています。計画的な学習をし、現在自分が持っている実力を十分に発揮していただきたいと感じています。

何事においても「はじまり」は大切なものです。最初の考査でうまくいけば、それが自信となり、その後の勉強もうまく進む可能性があります。1年生にとっては、3年間を左右する大事な考査かもしれませんので、しっかりと勉強をして欲しいと願っています。

また、3年生にとっては、3年間の評定が出る最初の考査です。評定は、今後の進路にとって、とても大事なものとなります。悔いの残さないように、1科目1科目、全力を込めて、最大の勉強をしてください。

最後になりますが、勉強について、少しのアドバイスをおくりたいと思います。数学などで、授業中、先生の説明を聞いているときはわかるものの、自宅に帰って復習をしようと思うと解けなくなることはありませんか。私は、高校時代、その経験をたくさんしました。数学などの理数系の科目は問題演習が大切です。一定時間の演習量をこなすことによって、「分かる」が「できる」へとつながってきます。時間がかかりますので、毎日、時間を決めて演習をすることを勧めます。

All's Well That Begins Well.

食育

『管子』に、「倉廩實 則知禮節 衣食足 則知榮辱(倉廩 (そうりん) 実 (み) つれば、則 (すなわ) ち礼節を知り、衣食足れば、則ち栄辱 (えいじょく) を知る)」とあります。つまり、人は生活が豊かになれば、礼儀や節操をわきまえるようになるということです。もっと言えば、生活が豊かになることによって、初めて、誇りや恥などの外見に気を配れるようになるということかもしれません。

生徒の皆さん、6月は食育月間です。

今後、食育の特集記事を見る機会が増え、アンケート等も実施されます。

生活の豊かさとは、『管子』にもあるように、食事をしっかりと食べるということが基本です。そして、それは体の成長のためにも、そして人生を豊かにするためにも、とても大切なことです。

皆さんは、朝食をしっかりと食べているでしょうか。毎年、朝食調査をすると、多くの皆さんは朝食を食べているようですが、ごく少数、朝食は食べないと言う生徒も存在します。また、食べても、ご飯だけ、パンだけという生徒も多いのも事実です。食事はバランスです。かたよりのない食事をしたいものです。また、朝は飲み物を飲むことも大事です。具だくさんの味噌汁は、忙しい朝に手軽に食べられる「おかず」だと思っています。また、くだものをプラスすることもおすすめします。

朝、良い食事をすれば、その日一日が、素敵な日となります。

みなさん、朝食をしっかりと取りましょう。

生徒総会

昨日5月19日(水)の5・6校時目に、生徒総会が開催されました。

まず、生徒会役員のみなさんに、感謝を述べたいと思います。生徒総会の資料づくりや会場準備、大変ご苦労様でした。

本日の総会では、生徒会長の佐藤勇太くんより、「昨年はほとんどの行事ができず、とても残念でした。今年は体育大会や文化祭等、さまざまな行事を予定しています。本日の生徒総会では、それらの行事、予算の承認をお願いすることになります。生徒の皆さんの率直な意見を頂戴したいと思っています。今後、コロナの状況次第で変更や中止することもあるかもしれませんが、なるべく、多くの行事を実施するためにも、全員でコロナ対策をしっかりとしたいと思います。ご協力お願いします」と挨拶が述べられました。

生徒会活動とは、望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り,集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的,実践的な態度を育てるとともに,人間としての生き方についての自覚を深め,自己を生かす能力を養うものです。現在、主権者教育の充実が叫ばれており、生徒が身近に感じる生徒会活動こそが、その原点であると言えると思っています。「自分たちで、課題を共有し、その課題解決のために仲間と協力しながら、よりよい学校をつくる」という強い気持ちを持って、違う意見にも耳を傾けながら、行動できるようになることが大切です。

生徒の皆さん、佐藤会長が言葉どおり、しっかりと感染対策をして、多くの思い出をつくっていただきたいと思っています。

こどもの日

5月5日は「こどもの日」でした。

この日、テレビをみていると、多くの子どもたちの命が奪われているニュースが流れてきました。ミャンマーでの出来事でした。気持ちがざわつきました。改めて、子どもの問題について考えなければいけないと強く感じました。

1989年11月20日に、第44回国連総会において、「子どもの権利条約」が採択されました。「子どもの権利条約」、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約です。この条約は、18歳未満の子どもを、大人と同じように権利をもつ主体と位置づけ、一人の人間として認めています。さらに、成長過程の子どもたちを守るために、保護や配慮についても定めています。

この条約では、4つの子どもの権利を守るように定めています。一つが、生きる権利で、すべての子どもの命が守られる権利です。一つが、育つ権利で、自分の能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療や教育、生活への支援などを受けられる権利です。一つが、守られる権利で、暴力や搾取、有害な労働などから守られる権利です。そして、最後が、参加する権利で、自由に意見を表したり、団体を作ったりできる権利です。そして、子どもにとっていちばんいい社会を実現しようとうたっています。

この条約の背景には、戦争で多くの子どもが犠牲になったことの反省があります。特に、第一次世界大戦での多くの子どもの犠牲は、1942年、国際連盟によって「子もの権利に関するジュネーブ宣言」によって、「人類が子どもに対し最善のものを与える義務を負う」ものとして表明されました。以後、1948年の「世界人権宣言」、1959年の「子供の権利宣言」、1979年の国際児童年と、子どもの問題を考え、その解決のために人類がすべきことを考えようとしてきました。

私は、「平和な社会とは?」と問われれば、「自分の夢を語り、その夢を実現できる社会」と答えます。つまり、平和でない社会とは、夢を語れない社会なのです。未来を担う子どもたちのすべてが、自分の未来について、笑顔で語れる社会を築くことが大切です。

こどもの日を機会に、再度、子どもに関する問題について考える機会を持ちましょう。

本屋大賞

連休中は、読書に打ち込もうと思っています。

現在、「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2021年本屋大賞」のノミネート作品を読みあさっています。

昔から、読書を趣味にしたいと思ってきました。しかし、年のせいで、年々ピント調整がうまくいかず、休憩をとる時間が長くなってきました。本当に好きなことは、やりたいときにやらないとだめだなと思っています。

さて、今年の大賞は町田その子さんの『52ヘルツのクジラたち』に決まりました。今年の本屋大賞ノミネートの作品の多くは、現代の課題について深く切り込んだものが多く、『52ヘルツのクジラたち』も、虐待、DV、ジェンダー等の問題提起がされています。本当に気が重くなり、ピント調整だけでなく、その気の重さで、読む速度が遅くなってしまいます。

今まで読み終えたのが、今回大賞を取った『52ヘルツのクジラたち』、伊吹 有喜さんの『犬がいた季節』、山本 文緒さんの『自転しながら公転する』です。そして、現在読んでいる本が、凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』と宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』です。ちなみに、私の読書は乱読で、複数の本を同時に読むのが普通です。

読書好きな生徒の皆さん、連休が終わったら、感想をお披露目しましょう。

交通安全教室

先日4月21日(水)、全校生徒に対して、交通安全教室を開催しました。

昨年度は、全校生徒を集めての集会ができなかったために、交通安全教室も開催することができませんでした。この時期の交通安全教室は、通学経路が大きく変更となる新入生にとっては欠かせないものだと思っています。中学校までは、ある程度、慣れ親しんでいた地域を徒歩で通学していたことでしょう。それが、大きく変わるのが高校入学だと思っています。不慣れな場所での通学は、危険を察知することが遅れてしまい、それだけでリスクが高まります。それが、自転車通学ならば、より一層です。昨年は、そのために、1年生を中心に少し自転車事故が多かったと感じています。

学校では、自転車事故は命に関わる大きな問題として捉えています。年度当初、交通安全教室を開催して、自転車事故の回避のための啓蒙活動を行っています。また、事故が起きるたびに、生徒には自転車の乗り方について注意喚起を行っています。しかし、我々の声が、全員の生徒の心にはまだまだ届いていないと現状だと思っています。

この機会に、家庭においても、自動車を運転する保護者の目から見た高校生の自転車運転の危うさについてお話をしていただきたいと思っています。

PTA役員会

本日より、二十四節気では「清明」から「穀雨」と変わりました。

「清明」は木々の若葉が一斉に芽吹き、溢れるように花が咲く頃で、「穀雨」となり、穀物に実りをもたらす雨が大地に降り注ぎ、大地は潤い、若葉がぐんぐんと育つ頃となります。本来、寒さの厳しいみちのくでは季節がずれてしまうものですが、今年は、節気に合った季節となっているようです。

私は四季の中でも春が大好きです。深く雪が積もった冬は、心が閉ざされるような感覚があります。逆に、一斉に木々に若葉が芽吹く春は、躍動感があり、「生」を感じることができます。会津に生まれ育った私は、春の木々に若葉が芽吹く風景が大好きです。風景を見て、鳥のさえずりを聞き、花の香りをかぎながら、全身で春を感じることができます。もう少し、若葉が「萌え出づる」、この季節を楽しみたいと思います。

さて、昨日4月19日(月)は、定時制課程でPTA役員会が開催されました。

昨年度は、新型コロナウイルスの影響でPTA総会は中止となりました。今年度は、感染対策をしながら、何とか実施する方向で考えたいということで、従来の授業参観は中止し、総会と学年会のみの開催でまとまりました。

PTA総会は4月28日(水)の午後3時よりとなっています。平日の開催ではありますが、多数の保護者の来校をお待ちします。

最後に、大変忙しい中、足を運んでいただいたPTA役員の皆様、大変ありがとうございました。

リフレッシュ

学校では、年度初めの慌ただしい行事も一段落し、本格的に授業が始まりました。

1年生にとって、この1週間は、とても長く感じられたではないでしょうか。新たなクラスメイトの中で、高校での初めての授業を受ける、考えただけでも、とても緊張し、とても疲れてしまいます。どんなに年を取っても、新たなものへの挑戦、出会いは、とても疲れるものです。疲れたときは、無理をせず、休むことが一番です。週末は、ゆっくりと休養を取ってください。心と体のリフレッシュは、とても大切なことです。そして、1年間と考えず、まずはゴールデンウィークを目指して、ゆっくりと前へ進んでみてください。

さて、何事においても、始まりは大事です。良い始まりを切るためには、漠然と努力するのではなく、具体的な目標を持つことが大切です。

考えてみてください。目的地を示されず、自由に歩いてくださいと言われたら、人はまったく動けなくなります。つまり、目標がないまま、動き出すことはとても困難なことなのです。

また逆に、すべてことに対して、目標を見つけることも大変なことです。また、すべてのことに目標をみつけようとしたら、とても疲れてしまいます。

しかし、一番良くないのは、わからないのにわかったふりをすることです。そして、惰性に流されながら、物事を進めることです。

目標が見つからない場合は、少し立ち止まり、じっくり考えましょう。小さな目標でも良いです。ちょっと先の目標でも良いです。その目標に向かって、ひたむきに頑張ってみてください。その積み重ねが、自分が目指す目的になるかもしれません。

授業へ

始業式からの1週間は、毎年のことですが、多くの行事が続き、慌ただしさのうちに毎日が過ぎていきます。その行事が一段落し、本日より少しずつ授業が開始されます。特に、1年生にとっては、高校での初めての授業となります。ただ、各教科とも最初の授業はオリエンテーション的な内容なので、本格的な授業は来週あたりかなと思っています。まずは、最初が肝心です。個人個人によって、得意不得意があるとは思いますが、できないと最初から決めつけるのではなく、新たな気持ちでトライすることが大切なのかもしれません。

さて、総合的な学力の話を昨日しましたが、付け加えると、部活動をするということはアクティブラーニングだと思っています。例えば、書道部の例で話をしましょう。ただ黙々と文字を書いているようにみえるかもしれません。しかし、書き終えた書を見ながら、自分がどのような文字を書きたいかを必ず考えているはずです。もっと力強くした方が良いか、均整は取れているか等、自問自答しているはずです。自ら課題を見つけ、その課題解決に向かって挑戦し続ける。素晴らしい学習ではないでしょうか。これが、チームになれば、お互いの弱点を克服するための挑戦、お互いを生かすための工夫等が入ってきます。そして、この力が結集し、成し遂げた結果に対しての喜びは、格別の味わいでしょう。本校が求めている他者との「シェアリング」が、そこに存在していると思っています。

結果が出なくて苦悩するときもあることでしょう。でも、考えてみましょう。簡単に結果が出るものには、大きな感動がついてはこないということを。

 

対面式、部活動紹介

少し花冷えのする本日、生徒会による対面式と部活動紹介が開催されました。

対面式では、生徒会長 佐藤勇太くん より、「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。高校生になり、すべてが初めてのことで不安や心配も多いと思います。困ったことがあったら、私たちに何でも相談してください。一日でも早く、学校に慣れ、3年間が充実したものになるように頑張ってください」と歓迎と励ましの言葉がありました。新入生代表の 遠藤涼音さん からは、「このような盛大な会を開催していただき、ありがとうございました。私たち、113名は、一日も早く学校に慣れ、勉強や部活動に励み、高校生活を充実したものにしたいと思います。私たちを見守り、ご指導をお願いします」とお礼の言葉がありました。

部活動紹介では、各部が工夫を凝らしながら紹介を行い、新入生の加入を促しました。

新入生の皆さん、放課後、各部の活動の様子をしっかり見ていただき、これから3年間所属する部を決めてください。部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあり、また、仲間をつくる場でもあります。仲間と協力し、一つの目標に向かって行動することも、高校生活で培う学力だと思っています。

新入生の皆さんには、さまざまな活動に積極的に参加し、総合的な学力を育てて欲しいと願っています。

 

部活動紹介

まずは、生徒会役員の紹介(その後、カオナシがいい仕事をしました)

読み聞かせボランティアの紹介へ

その後、各部の紹介へ

 

 

入学式

名残の花の中、本日4月9日(金)、本校定時制課程の入学式が開催され、113名の生徒が入学しました。

入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

本日は、新入生に対して、これからの高校生活を充実したものにするために、二つのお願いをしました。一つは、何事にも誠実に向き合い努力して欲しいということ、もう一つは、つながりを求め、出会いを大切にして欲しいということでした。特に、つながりについては、昨日の始業式でも話をしました。

新入生代表からの誓いの言葉では、「入学した喜びを感じており、これからの高校生活が充実したものにできるよう、何事に対しても精一杯努力することを誓います」という決意が述べられました。

新型コロナウイルス感染防止のため、昨年同様、規模を縮小した形となりましたが、凜とした緊張感のある式だったと感じています。また、式後、新入生の皆さんからは、これからの高校生活にむけた希望を感じられる爽やかな躍動感のあるやさしい表情を見ることができました。

最後になりましたが、来賓、保護者の皆さまのご臨席に感謝を申し上げます。今後も、本校の教育へのご理解、ご協力、ご支援をお願いします。