郡山萌世 校長雑感

校長より

入学式

名残の花の中、本日4月9日(金)、本校定時制課程の入学式が開催され、113名の生徒が入学しました。

入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

本日は、新入生に対して、これからの高校生活を充実したものにするために、二つのお願いをしました。一つは、何事にも誠実に向き合い努力して欲しいということ、もう一つは、つながりを求め、出会いを大切にして欲しいということでした。特に、つながりについては、昨日の始業式でも話をしました。

新入生代表からの誓いの言葉では、「入学した喜びを感じており、これからの高校生活が充実したものにできるよう、何事に対しても精一杯努力することを誓います」という決意が述べられました。

新型コロナウイルス感染防止のため、昨年同様、規模を縮小した形となりましたが、凜とした緊張感のある式だったと感じています。また、式後、新入生の皆さんからは、これからの高校生活にむけた希望を感じられる爽やかな躍動感のあるやさしい表情を見ることができました。

最後になりましたが、来賓、保護者の皆さまのご臨席に感謝を申し上げます。今後も、本校の教育へのご理解、ご協力、ご支援をお願いします。

 

始動

本日4月8日(木)、定時制課程の始業式を無事終えることができ、これより、令和3年度の郡山萌世高等学校が本格的に始動することになります。

定時制課程の入学式は明日となります。今年は桜の開花が早かったため、散らずに残っているかが心配でした。何とか残っているようですので、明日は新入生を大いに祝福してもらいましょう。

昨年度は、この始業式は放送によるもので、生徒の顔を見ることができませんでした。そして2週間後には学校休業となり、大きな混乱の中での始まりでした。そして、その後も、多くの学校行事、生徒会行事は中止を余儀なくされました。今年度も、コロナ禍の中、すべての教育活動を順調に行うことは困難かもしれませんが、知恵を集め、できるもの、やらなければならないものをしっかりとやり、生徒の人間的な成長を促せるような学校運営をしていきたいと思っています。

"March winds and April showers bring forth May flowers."

今後、生徒一人一人の花を咲かせるべく、努力を継続したいと決意をしたところです。

桜と開成山

在校生の皆さん、明日4月8日は始業式です。いよいよ、令和3年度も本格始動となりました。久々の学校ですので、遅れずに登校するようにしてください。

さて、今年は、福島では、3月25日、観測史上最も早い桜の開花宣言がありました。

どのくらい早いのかというと、例年は4月9日ですので、例年よりも15日も早い開花となりました。徳島と同じ日の開花宣言ということにも大きな驚きです。また、早いのは開花宣言だけではありません。満開状況も調べてみると、3月29日には満開となったようです。

このように開花が早くなった原因は、休眠打破が順調に行われたことが大きいと言われています。桜は、夏に翌春咲く花芽を形成し、その後休眠に入り、冬季に一定期間低温にさらされて休眠から覚めると言われています。これが、休眠打破です。今年の冬は、寒さの厳しい冬らしい冬だったのでしょう。そして、その後、いつもよりも春の訪れが早く、花芽の生長が促されたことで開花が早まったと考えられています。

桜と言えば、始業式、入学式です。本校の入学式は4月9日です。それまでは、なんとか散らずに残っていて欲しいと願うばかりです。

さて、郡山市の桜の名所と言えば、開成山公園を挙げる人も多いのではないでしょうか。開成山公園とその周辺には1300本の桜があると言われています。その中には、安積疏水開拓時に植えられたものがあり、日本最古のソメイヨシノがある公園とも言われています。

では、なぜ、安積疏水を開拓した人々は開成山公園に桜を植えたのでしょうか。それは、開成山公園には、安積疏水で引いてきた水を貯めておく灌漑用のため池があったからです。安積疏水を作った人たちは、ため池の堤防を強くするために桜を植えました。桜の周りには必ず人が集まります。多くの人が集まり、地面を踏み固めることにより、自然と堤防が強固になるのです。吉宗も、隅田川の堤防を強くするために、同じことをしたと言われています。桜好きの日本人の行動を理解したものですね。

生徒の皆さん、令和3年度も校長雑感をよろしくお願いします。

卒業式

春を思わせるような陽のぬくもりの中、令和2年度卒業証書授与式が開催されました。

新型コロナウイルス拡大防止策によって、昨年に引き続き、縮小した式とはなりましたが、無駄なものがそぎ落とされ、在校生や卒業生の思いが際立った感動的な卒業式だったと思っています。

本日、この学び舎を巣立つことになった107名の皆さん、卒業おめでとうとうございます。

私は、どんな状況でも、世界は、未来は、皆さんのような若者に託され、切り開かれていくと思っています。挫折や逆境に怯むことなく「人のために、未来のため」に、チャレンジを続けてください。

最後に、保護者の皆さまにおかれましては、今日まで本校の教育にご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございました。

学校評議員会

先日2月8日(月)、学校評議員会が開催されました。

まず、今年1年間の学校経営の成果と課題、各部の取り組み、次年度に向けて等について、定時制、通信制より、評議員の方々に説明しました。評議員の方々は、事前に配布していた評価アンケート集計結果、生徒、保護者の自由記述にもしっかりと目をとおしていただいており、貴重なご意見をいただきました。主なご意見としては、次のようなものがありました。

 特色のある学校なので、もっと広報活動をして、地域の方々に理解されるような方策を考えて欲しい。

 定時制・通信制ともに、学校の在り方についてしっかりと考えて欲しい。

 価値観が変化した中、新しい取り組みを積極的に取り入れて欲しい。

 コロナ禍の中、授業だけではなく、全ての活動の保証をどのようにするかを考えて欲しい。等

今年度一年、新型コロナウイルスの影響で、通常の活動に多くの制限がかかり、思うような学校経営ができませんでした。ご指摘いただいた点をしっかりと受け止め、できるものから実施していきたいと考えております。

保護者のみなさま、地域の皆さまには、より一層のご指導、ご協力をお願いします。

考査一週間前

後期期末考査まで1週間となりました。後期期末考査は2月12日(金)から18日(木)まで実施されます。

保護者のみなさん、考査中は、午後からの登校となります。昼間主コースの生徒は、すこしゆっくりとした登校になりますが、よろしくお願いします。

今回の考査は、令和2年度、最後の考査となります。計画的な学習をし、現在自分が持っている実力を十分に発揮していただきたいと思っています。

すべてのことに言えますが、「どのように始まり、どのように終わるか」は、非常に大事なものです。最初の考査でうまくいけば、それが基準となり、その後の勉強もうまく進む可能性があります。アドバンテージを得ることができるのです。また、最後に、自分のパフォーマンスをうまく表現できたなら、次の場面でも自信を持って挑戦することができます。「ピーク・エンドの法則」と言われ、人の印象を左右するものに、「ピーク(絶頂)」と「エンド(最後)」の2点があります。そして、どちらかというと、「エンド」の方が強く印象づけられる傾向があります。「ピーク」が少しうまくいかなくても、「エンド」が良ければ、良いイメージが植え付けられるということです。つまり、「終わりよければ、全てよし」ということになります。

最後に、一つのアドバイスをしましょう。それは、苦手教科をどのように乗り切るかです。苦手教科をうまく乗り切るためには、自分一人で頑張るのではなく、仲間をつくるのが良いと思います。友達と相談しながら問題を解いたリすると、楽に前に進めます。そして、友達も分からない場合は、うまく先生方を活用するのもいいかもしれません。先輩方も、朝早く来て、良く職員室へ質問に来ていましたよ。

今週末はステイホームです。自分のため、しっかりと勉強をしてください。

出願始まる

本日の朝は、びっくりするくらいの大雪でした。

いつもより10分前に出たのですが、黎明高校の前で大きな事故があり、渋滞に巻き込まれてしまいました。スリップが原因だったようです。

生徒のみなさん、明日は、歩道の凍結に十分に気を付けて、登校してください。

さて、本日より高校入試の前期選抜の出願が始まりました。今年は、コロナ対応の追試験が追加され、3月は入試が長期に渡りそうです。

本日の出願は、午前中は様子見という感じでしたが、午後は切れ目なく続きました。特に、市内の中学校からの出願が多かったように感じています。

昨年から始まった新たな入試である前期選抜は、特色選抜と一般選抜からなっています。どちらの選抜も学力検査を課すということが大きな特色です。受験生のみなさん、焦る必要はありません。まだまだ時間はたくさんあります。自分を信じて、未来を信じて、勉強を継続してください。この頑張りは、きっと、高校3年生のときの頑張りにもつながると思います。人生の節目、節目を、自分が満足する形で乗り越えることが大切だと思っています。

前期選抜の出願は、本日より来週の9日(火)までとなっております。出願先変更は、10日(水)より15日(月)です。

最後に、感染症予防にはマスクが有効です。そして、手洗い、うがいも有効です。現在、受験生のみなさんは、用心には用心を重ね、マスクの着用、手洗い、うがいを励行し、万全の体制で入試に臨んでください。

如月

2月の異名は「如月(きさらぎ)」です。

中国でも2月のことを「如月(にょげつ)」とあらわすそうです。

「きさらぎ」には、厳しい寒さに備え、衣を重ね着するという意味の「衣更着(きさらぎ)」と、陽気が更に春に近づいて来るという意味の「気更来(きさらぎ)」があるようです。全く、逆の意味ですが、2月を表すのには、ぴったりな言葉だと感じています。また、2月は、「如月」の他にも、別の呼び方があります。例えば、「初花月(はつはなづき)」、「仲春(ちゅうしゅん)」等が有名です。ともに、春の訪れを感じるものです。寒さの中にも、春の足音がしっかりと聞こえ始めるといったところでしょうか。

まったく話は飛んでしまいますが、私の大好きな映画に「キサラギ」があります。小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之という今では考えられないような豪華俳優陣が出ている映画ですが、物語のほとんどが1つの部屋だけで繰り広げられる低予算のワンシチュエーション・ドラマです。三谷幸喜監督の『12人の優しい日本人』が好きな人は、絶対に好きな映画です。ネタバレしたくないので内容については触れませんが、5人の巧妙なコミュニケーションにより、次第に謎が解かれていく展開が、とてもワクワクします。しかし、2月とは全く関係がありません。残念。

生徒のみなさん、まずは、考査に向けて、しっかりと学習をしてください。

そして、考査終了後、ステイホームを、楽しい映画でも観ながら、心を癒やしましょう。

2月になりました

2月になりました。

3年生は自宅学習に入り、原則、学校に来ているのは1、2年生です。学校に隙間ができたような感覚があり、少し寂しい気がしております。

2月は、学校にとっては、少し忙しい日々が続きます。まずは、県立高校の入学者選抜の出願が4日(木)から始まります。本校には、定時制、通信制の2つの課程がありますので、分けての受付となります。そして、12日(金)からは、1、2年生の期末考査の実施が実施されます。考査終了後は、先生方は、すぐに採点・成績処理となります。それと同時に、3月1日(月)の卒業式に向けての準備、3月3日(水)からの前期入学者選抜への準備となるわけです。

1、2年生のみなさん、1年間の成果が問われる期末考査が間近に迫ってきました。そろそろ準備を始めましょう。

そして、受験生のみなさん、まだ、時間はたくさんあります。焦らずに、自分のペースで、学習を進めてください。

自宅学習へ

3年生の皆さん、本日、期末考査も終わりました。

頑張った人は、自分をいっぱい褒めてください。少ししか頑張りきれなかった人は、少しだけ自分を褒めてください。

さて、期末考査も終わり、いよいよ卒業式を待つばかりとなりました。

ただし、本日の自宅学習事前指導でもお話ししましたが、卒業式までの間は本校の生徒です。「学習」の言葉が付いているとおり、決して羽を伸ばして遊びまわる時期ではなく、4月からの自分のために準備をする期間だと考えてください。

そして、これから受験をひかえている人もいると思います。体調を崩さないように頑張ってください。まだ、進路が決まっていない人は、ゆっくりで良いので、担任の先生、進路の先生と相談をしてください。

再度、今後の日程を確認したいと思います。

 2月 8日(月)         単位追認考査

 2月15日(月) 13:00~  卒業予定者登校日

 2月26日(金) 12:40~  表彰式・同窓会入会式

 3月 1日(月)  9:00~  卒業式

3年生の皆さん、卒業式は、皆さんの晴れ舞台です。

それまでは、落ち着いた生活を送りましょう。

大寒

現在、大寒の時候にあたっており、1年で最も寒い時期だと言われています。本日も、うっすらと雪が積もっており、生徒の登下校が心配です。

調べてみると、日本での観測史上最も低い気温は、北海道旭川の-41.0℃で、これは1902年1月25日に観測されたものです。なんと、120年近くの間、塗り替えられることがなかった大記録だということがわかりました。世界をみると、南極のボストーク観測基地で、1983年7月に記録されたー89.2℃でした。

2月の立春を迎えると、寒さが続くものの、冬の極みは過ぎ去り、春への歩みが徐々に進んでいきます。大寒の中の七十二候に「款冬華(ふきのはなさく)」という時候があります。雪がまだ残る地面から、ぽつりぽつりと顔を出す蕗の薹の様子を表したもので、待ち焦がれていた春を象徴しており、大寒の中に立春が隠れているのが分かります。

子ども頃、その苦さが大嫌いだった蕗の薹も、現在は、春の季節を感じる食べ物として、大好物の一つとなりました。本当に年を取ったものです。

生徒の皆さん、登下校の際には、足下に気を付けてください。

図書館だより

先週、本校の図書館だより「ビブリオテーク」が発行されました。

今回は、卒業する3年生に対する図書館利用の仕方、自宅学習期間中の本の貸し出し等、卒業生に対しての図書館利用特集号でした。

最後に、夏休みに実施した読書アンケートの結果の一部が掲載されていました。好きな作家では、1位が住野よるさんで、同票2位で東野圭吾さん、湊かなえさん、そして、4位に新海誠さん、山田悠介さんと続きました。

最近読んだ本では、『5分後に意外な結末』、『ROMES06』、『アリス殺し』、『か「」く「」し「」ご「」と「』、『高校入試』等が挙がりました。

生徒のアンケートと、現在の自分の読書モードがぴったり合致していることに、大変驚きました。

最近読み終えた本が、湊かなえさんの『高校入試』、東野圭吾さんの『危険なビーナス』、そして、読み始めたのが住野よるさんの『青くて痛くて脆い』です。そして、最近、高校生に薦めたいと思っている本が、住野よるさんの『か「」く「」し「」ご「」と「』なのです。『か「」く「」し「」ご「」と「』については、最初、「書く仕事」だと勝手に思って、高校生が小説を書き始めようとする物語かなと思っていました。しかし、まったく違っていました。「隠しごと」であり、「各仕事」なのです(わからないでしょう)。いろいろなものが隠されていますので、注意して、楽しみながら、読んでください。

本屋大賞も発表されました。みなさん、ステイホーム中、読書を楽しんでください。

あけましておめでとう

新年あけましておめでとうございます。

お正月は、窓を開けると一面の銀世界で少しびっくりしました。

しかし、今年は、本当に「静かな」お正月だったと思っています。

みんなの努力が実り、早くコロナが収束すれば良いなと思っています。

生徒のみなさん、今年もよろしくお願いします。

良いお年を

令和2年も、もうすぐ終わろうとしています。「年末寒波」が到来しておりますので、しっかりと、寒さ、雪対策をして、「静か」に年を越そうと考えています。共通テストを控えている3年生の皆さんは、しっかりと体調管理に気をつけながら、最後まであきらめずに頑張ってください。

さて、令和2年を振り返りと、コロナに始まり、コロナに終わった年だとしみじみ感じております。震災以降、「当たり前のことにこそ感謝すべし」と常に心掛けて行動するようになりました。特に、今年は、学びたい、学び続けたいと考える生徒たちに対して、少しでも応えることに努力してきたつもりですが、当然、学校・生徒会行事の多くが中止となり、できなかったこと、してやれなかったことがあまりにも多すぎました。しかし、生徒の学ぶ姿から、私たちが勇気づけらたことも多々あり、学びとは常に双方向のものだと実感するとともに、今後も、まっすぐ未来を見つめる生徒たちとともに学び続けたいと思いました。

来年が、少しでも早くコロナが収束し、皆様にとって、良い年でありますように。

 

全校集会

本日12月24日、冬季休業前の放送による全校集会を実施しました。

明日12月25日(金)より2021年1月7日(木)まで2週間の冬季休業となります。

長期の休業は、学校生活から長く離れるため、生活のリズムを崩したり、気持ちのゆるみから事故や問題行動が発生しやすいと言われています。生徒指導部から「冬休みの過ごし方」を配布しましたので、家庭においてもご確認をお願いします。

冬季休業明けは1月8日(金)となります。

8日からは後期の後半戦の授業が始まります。1年間の成果が求められる時期です。計画的な勉強をしてください。3年生については1月25日(月)より、1・2年生については2月12日(金)より後期期末考査が実施されます。正月気分のまま過ごすと、すぐに考査が来てしまいますので、十分に気を付けてください。「先んずれば敵を制す」です。

また、3年生の中には、1月16日(土)、17日(日)に、大学入試共通テストを受験する生徒がいます。是非とも、体調管理に気を付けて、年末年始を過ごしていただきたいと思っています。

最後になりますが、年末年始(12月29日(火)~1月3日(日))は学校が閉庁となります。証明書類等が欲しい場合は、なるべく早く担任又は事務へ依頼をお願いします。また、事故などがあった場合には緊急連絡先に連絡をお願いします。

丑年

もうすぐ、2020年も終わろうとしています。

みなさんにとって、2020年は、どんな年だったでしょうか。

コロナに始まり、コロナに終わる年だったなと感じている人が多いのでないでしょうか。今年の漢字は「密」でしたが、少し納得していません。やはり、多くの国民が取り組んだステイホームから連想できる「家」の方が良かったではないかと思っています。

では、2021年に期待を込め、丑を語りたいと思います。

まず、来年の干支は「丑」ですが、なぜ「牛」ではなく「丑」と書くのでしょうか。

もともと十二支(子丑寅・・・)は数を数えるための記号で、動物とは無関係だったようです。それを、わかり易い動物をあてはめることで覚えやすいようにしたと言われています。

「丑」の本来の意味は「からむ」で、芽が種子の中で伸びることができない状態を表しているそうです。後に、一般の人にもわかるようにと、全く関係のない「牛」の字が当てはめられたそうです。

「牛」は古くから酪農や農業で人々を助けてくれる存在でした。大変な農業を手伝ってくれることから、丑年は、良く、芽が出る年、発展の前振れの年と言われています。

2020年は、コロナによって、世界中が多くの困難に見舞われました。2021年は、人類の叡智を集めてコロナに打ち克ち、希望の芽がでる年になることを願うばかりです。

そのためにも、今できること、日々の感染対策にしっかりと取り組みましょう。

冬至

令和2年も、残すところ1週間余りとなりました。

本日は冬至です。北半球では、太陽が1年で最も低い位置にきて、昼間が一番短く、反対に夜が一番長くなる日です。夏と比べると、5時間くらいは、夜の時間が長くなるようです。

冬至は毎年変動しますが、毎年12月21日頃にあたります。

このように、冬至は太陽の力が一番弱まる日とされ、この日を境に再び力が甦ってくることから、太陽が生まれ変わる日ととらえています。そのため、古くから世界各地で、祝祭が行われてきました。古代ヨーロッパでは、「ユール(Yule)」という冬至祭が行われていました。そして、この「ユール」というお祭りが、キリスト教と融合して、クリスマスになったと言われています。

さて、日本では、冬至と言えば、かぼちゃです。かぼちゃは、漢字では「南瓜(なんきん)」と書きます。昔から、冬至には「ん」のつくものを食べると幸運につながると言われています。「にんじん」「だいこん」「ぎんなん」等が挙げられますが、最も有名なのは「南瓜」です。冬至は太陽の力が一番弱まった日で、この日を境に再び力がよみがえる、陰(北)から陽(南)へ向かう日です。「いろはに」に当てはめると、最後は「ん」となり、「ん」より折り返しとなります。つまり、「南」と「ん」の二つの文字を持つ食べ物として重宝されたのが「南瓜」です。また、かぼちゃはビタミンAやカロチンが豊富なので、感染症が流行るこの時期にとても効果的な食べ物でもあります。

生徒みなさん、かぼちゃを食べて、感染症への抵抗力を付けましょう。

嬉しいニュース

とても嬉しいニュースが飛び込んできました。

令和2年度第68回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会で、本校定時制課程3年生の外川天貴(とがわ たかき)くんが日本放送協会会長賞を受賞しました。全国トップクラスの賞の受賞となりました。

生活体験発表は、全日制の学校にはない定時制通信制高校の独特の行事です。今回の全国大会は68回目で定時制通信制の歴史が今年73年目なので、ほぼ定時制通信制の誕生のときから存在したことになります。

それでは、なぜ「生活体験発表」の行事が、定時制通信制高校に存在するのでしょうか。

定時制通信制の高校に通学している生徒の多くは、今日まで、学校や家庭、仕事などで、大なり小なりのつまづきを持った子どもたちです。苦しいこと、つらいこと、難しいことを抱えながら、学校に通いたいと強い意志のもと、学校生活の中で、大切なものを見つけたり、これまでの考え方を変えたりして、過去を乗り越えようと努力してきました。そのような生き方を、今の定時制通信制の高校にいる生徒たちに、そして未来の生徒たちに、共有してもらいたいという思いからだと思っています。苦しさやつらさを抱えている子どもたちに勇気と希望を提示したいのです。

以前、この体験発表を聞きて、特に印象に残っているのが、発表者が、誰よりも痛みを分かっているということでした。肉体的な痛みだけでなく精神的な痛みを経験し、今度は、人に寄り添い、支える立場になりたいと思っているということです。今回の外川くんの発表も同様でした。

外川くんの発表は、12月31日(木)、1月1日(金)の17:00~18:00の時間に、NHKラジオ第2放送で流れる予定です。放送順は未定ですが、是非とも聞いていただければ幸いです。

銀世界

昨日から確かな予感がありました。

昨日の退勤時、校舎から外に出ると、体に感じる温度が確かに今までとは違っていたのです。空を見上げると、白いものがちらちらと降っており、「積もるぞ」と確信しました。

朝起きたら「やっぱり」、一面の銀世界が広がっていました。しかし、昨日からの思いからすれば、うっすらと積もった程度でしたので、ほっとしました。

こういうときは、10分前の行動だと思い、普段よりも10分前に支度を調え、いざ学校へ出発しました。しかし、考えることは皆同じで、道路はのろのろ運転、そして渋滞となり、結局、学校に到着したのは10分遅れでした。

到着後、しばらく、校長室より、今シーズン初めての雪景色を眺めていました。真っ白になった街の風景はとても綺麗です。しかし、生徒の登下校を考えると、とても危険な季節が到来したと考えざるを得ません。

生徒のみなさん、10前の行動です。余裕を持っての登下校です。

 

(しばらくすると、道路の雪は、すっかり溶けてしまいました)

すす払い

日曜日、テレビを何気なく見ていたら、鎌倉鶴岡八幡宮で、年末恒例の「すす払い」が行われましたとニュースが流れてきました。

もう12月13日なんだと、改めて感じました。

12月13日は「正月事始め」といって、お正月の準備を始めるときでもあります。

正月事始めには、一年の間に積もったすすやほこりを掃除し、一年間の厄をはらい落として家の中を清め、新年を前に神様を迎えるための準備をする「すす払い」や、正月に必要な木を山から伐ってくる「松迎え」などをする習慣があります。

「すす払い」は、すでに平安時代に行われていたといわれています。12月13日に行うようになったのは江戸時代からです。江戸城では12月13日に「すす払い」が行われ、庶民がまねをして広がったといわれています。

すす払いで家中の汚れを払って清めると、年神様がたくさんの幸せを授けてくれるといわれています。

コロナ禍の中、来年の幸せを呼び込むためにも、みなさん、今度の週末は、大掃除などの手伝いをしたらどうでしょうか。

進路講演会

12月9日(水)、1学年で進路講演会が開催されました。

1学年では、現在、職業研究を進めるために、11月より進路講演会を断続的に開催しております。11月には製造についての講演会が行われました。今回は、福祉についての講演会となりました。

どうしても、我々は見えるものしか想像することができないところがあります。そのため、生徒の職業観を聞くと、幼稚園の先生、お菓子の販売と、身近にある職業ばかりを想像してしまい、職業への幅が広がっていかないところがあります。そこで、職業や働き方について考えさせる機会をつくろうと企画したのが、この講演会シリーズです。

今回の講演会では、前半は、県社会福祉協議会の方より福祉の仕事と職場についてのお話をいただきました。後半は、「先輩職員へのインタビュー」ということで、実際に特別養護老人ホームで働いている方から実際の働いている様子をインタビュー形式でお話を聞きました。

お話を聞いて、特に面白いなと思った点は、福祉の仕事についての魅力についてお話をした場面でした。「楽しさややりがいはどんなところにありますか」という質問に対して、「お客様(入所者)とお話をしている中で、自分の知らない時代などを教えてもらうときがあります。そんな時には、興味と面白さを感じます。また、作業を通して、例えば、果物の皮を向くとき等、手慣れた包丁使いをするときなどがあります。そのように、自分がいままで知らなかったお客様(入所者)の一面に気付くときはとても感動したりもします。」と答えてくれました。人が人に関わるということは、このようなものではないかと改めて感じました。

今後も、色々な方から色々な話を聞き、色々なものを吸収してください。そして、その知識を使い、自分の好きな色で人生を彩りましょう。

萌世百景 vol5

この時期、郡山駅前はきらびやかなイルミネーションで、訪れる人を楽しませてくれます。

特に今年は、スケールアップしたように見えます。

このような風景を眼下に見られるのも、駅前にある高校だからだと考えます。

このイルミネーションの風景を、萌世百景に選びたいと思います。

大雪

12月7日より12月21日(冬至)までの時期を「大雪(たいせつ)」と呼びます。

文字通り、山だけでなく、平野にも、本格的に雪が降り始める頃という意味合いでしょう。

実際、12月4日には遅れていた初雪が福島でも観測されました。本格的な雪の季節の到来となるのかもしれません。

私は会津で生まれ育ちましたので、冬と言えば、雪の風景となります。しかし、みなさんが思い浮かべるような綺麗な風景ではありません。特に、この時期からしばらくは、空には分厚い雲が覆い被さり、全ての風景から色が消え、灰色がかった世界が広がる殺伐とした風景が思い出されるのです。

少し話が変わりますが、みなさん、天気予報で、雪が降るか、雨が降るかをどのように予測しているか分かりますか。

雪になるか、雨になるかは、上空の気温で予測しているようです。上空1500m付近の気温が-6℃以下だと、だいたい雨ではなく、雪になると言われています。これからは、上空の気温を気にしながら天気予報をみると面白いかもしれません。

寒い季節は、手がかじかみ、ブレーキが一瞬遅れるときがあります。手袋をすると良いですが、ブレーキがしっかり握れて、邪魔にならないものをおすすめします。また、この時期は、昼間主の生徒も下校するときには暗くなります。自転車通学の人は早めの点灯をお願いします。自転車だけでなく、歩行中の事故にも気をつけてください。

楽しいクリスマスを迎えるためにも、事故には気を付けてください。

小さな芽

大雪の時候に近づき、朝夕の寒さも一段と増してきたように感じています。

今年の県内は、初冠雪、霜、初氷とも、昨年よりも10日から17日程早い観測となったようです。

11月終わりの時期は「朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)」と呼ばれるそうです。

朔風とは北風のことで木枯しを指します。つまり、「朔風払葉 」とは、冷たい北風が木の葉を散らす頃だという意味でしょう。本当に、先日まで紅葉で賑わっていたと思っていた木々も、すっかり枝から葉っぱを落としてしまい、寒々と枯れ果てた風景になってしまいました。

今年の紅葉は、例年になく、素晴らしく、秋らしい風景が眺められたと思っています。もしかしたら、例年も同じような風景があったのかもしれません。今年はコロナの影響で散歩をする機会が増え、ゆっくりと木々を眺めることができたからかもしれませんが・・・。

今は寒々しい風景ですが、木々はしっかりと春への準備を進めています。「冬芽(とうが)」という言葉を聞いたことがありますか。すっかりと葉っぱを落としてしまった木々ですが、枝の先っぽをしっかりと観察すると小さな芽を見つけることができます。これが「冬芽」です。硬い鱗片で覆われているものを「鱗芽(りんが)」、芽がむき出しで毛などで覆われているものを「裸芽(らが)」と言い、寒さから芽を守っているのです。つまり、木々たちは、冬が始まる前に翌年の春の芽吹きのための準備をし終えているということになります。

年の瀬が近くなり、1年の終わりが見え始めてきました。みなさんも、次年度の準備を少しずつ始める頃かもしれません。

学校評議員会

昨日11月30日(月)、本校の学校評議員会が開催されました。

あいさつでは、6月の学校再開以後も、コロナの影響で、ほとんどの学校行事、生徒会行事が中止となってしまったことをお話ししました。

本校のような、個人個人に対して時間をかけ、丁寧に指導する学校にとっては、現在実施しているコロナ対策は、本来の教育活動を否定するようなものでもあります。特に、文化祭や修学旅行の中止は大きな影響があったと感じています。それは、その行事でしか味わえないものがたくさんあるからです。非常に残念です。今は、コロナが一日でも早く収束することを願うばかりです。

このような中、生徒の頑張りについてもお話をしました。特に、生活体験発表会で本校定時制夜間主の外川くんが県代表として選出されたことや読み聞かせボランティアが、現在、高校生VOLUNTEER AWARDにエントリーしていることを紹介しました。

(「高校生VOLUNTEER AWARD」 是非応援お願いします)

 評議員のみなさんからは、校内でのコロナ対策や今年の就職・進学状況、部活動について等の質問がありました。

最後に、評議員のみなさんより、このような状況に負けないように、しっかりと本校を応援したいというお話をいただき、大変嬉しく思っております。

評議員のみなさん、お忙しい中、ありがとうございました。

最後の説明会

昨日11月26日(木)、安積黎明高校において郡山地区県立高等学校合同説明会が開催されました。

70校を超える中学校より進路指導、三学年担当の先生方の参加があり、本校の概要、入学者選抜の実施要項について説明させていただきました。特に、強調した点は、現在の定時制・通信制高校の役割で、勤労青少年のために加え、現在は、何らかの事情で学校に来ることができない子どもたちのための学び直しのための学校であることを強く訴え来ました。

福島県では、昨年より、新たな選抜者入学が導入され、今年は2年目に当たる年になります。各高校でも、昨年の状況を顧みて、見直しを図り、より良いものに改善してきているようです。本校の入学者選抜はそれ程大きな変更点はないですが、整理した点を中心にお話をさせていただきました。

中学校3年生のみなさん、入試まではまだまだ時間がありますが、焦らずにじっくりと時間をかけて学力の育成を図っていただきたいと思っています。

また、本校の受験を考えてる受験生のみなさん及び保護者の方々、12月末まで、個別の相談を受け付けていますので、直接本校にお電話ください。その際、相談したいと思っている課程(定時制か、通信制か)を言っていただけると幸いです。

頑張れ、受験生。

振り返り

昨日で後期中間考査が終了しました。

生徒のみなさん、中間考査のできはどのようなものだったでしょうか。

満足しているという人。結果はともあれ、ほっとしている人。聞く前から落ち込んでいる人。いろいろな人がいるではないかと思っています。

ここで、生徒のみなさんに是非ともやってもらいたいことがあります。

それは、振り返りです。

以前にもお話をしましたが、学びとは、点数が取れた、取れなかったではありません。点数が取れば場合、何が良かったのか、また、点数が取れなかった場合、どの分野が取れなかったか、その原因は何か、それを解決するためにどのような方策があるか等、しっかりと振り返ることが、とても大切なのです。

振り返りとは、次の行動への整理だと思っています。一番大事なところは、自分がやろうとしていることに対して、現在のポジションをしっかりと確認することです。今、いる場所はどこか、次の目的地はどの方向か、ここからどのくらいの距離があるか等、確かめることが振り返りだと思っている。

最後になりますが、できなかったことばかりを考えるではなく、まずは、できたことを探してください。そして、自分自身を褒めてください。そのことが、次への活力につながって行くではないかと考えます。

終わりは、次への始まりだ。

3日目

本日19日(木)は後期中間考査3日目です。

1年生は、本日は国語基礎の1コマで終了となりました。少し疲れが出てきたことなので、ちょうど良かったではないかと考えています。

さて、本日19日は「国際男性デー」でもあります。

聞き慣れない日ですが、男性の健康に目を向け、社会的性差(ジェンダー)について関心を高める日です。

3月8日の「国際女性デー」は有名で、イタリアでは、この日を「フェスタ・デラ・ドンナ(=女性の日)」として、男性が感謝を込めて母や妻など女性に愛や幸福の象徴であるミモザを贈る習慣があるそうです。最近では、日本でも、この日に合わせて、ミモザを贈るようになってきました。

一方、「国際男性デー」は注目が集まりません。現在、女性の生き方や働き方の議論が活発になってきたように、男性の生き方や働き方についても議論をすべきだと考えます。

「男は仕事、女は家庭」という言葉の場合、どうしても「女が家庭」という部分に目がいってしまいがちです。このような考え方も、一方的な見方だと言えるかもしれません。当然、今までの社会が、男性中心につくられたものであり、女性は弱い立場にあったという歴史的な視点を軽んじているわけではありません。

「男性らしさ」「女性らしさ」は、社会的につくられたものです。現在は、「自分らしさ」を追求すべき時代になってきたと考えています。

考えること、想像することは、われわれに与えられた特権です。この機会に、すべての人間の生き方・働き方を考える機会にしたいと思います。

2日目

昨日より後期中間考査が行われます。

テストは、早くて午後1時より始まりますが、1年生の中には、朝の9時頃より登校して、教室で勉強している生徒が少なからずおります。お菓子をほおぼりながらですが、仲間同士教え合いながら勉強を進める姿が見られます。時には、普段の授業と同じように黒板を使いながら、友人に教えている姿も見ることができます。

「(学校に来るのが)早いな。学欲(学力)よりも食欲か?」と冗談混じりに聞くと、「家では集中できないから」と答えが返ってきます。私も、高校時代は、自宅よりも学校で勉強をしていたことを覚えています。学校で勉強をしているほとんどの時間は数学を解いていました。友人と競い合いように解き合っていたことを今でも覚えています。解法できなければ、納得するまで友人と語り合っていました。

集中力がなく、勉強がはかどらない生徒にとって、学校は勉強をする最適の場所です。テレビ、ベッド、冷蔵庫等、誘惑するものが少ないからです。そして、友人がいれば、どの教科でも、ほとんどの問題の答えを導き出すことができるからです。また、他の人の勉強法を垣間見るチャンスでもあります。

学習は、一人ひとりの個人戦だと思いがちだが、私は集団戦だと思っています。特に、各考査でもそうだが、受験などの長期間の戦いにおいては、くじけそうになる自分を励ましてくれる友はとても大きな存在です。私は、常に友を意識しながら、問題を解いていたように感じています。集中力のない私にとって、考査や受験を乗り越えられたのは、私に付き合ってくれた多くの友のおかげだと思っています。

後期中間考査初日

小春日和とは良くいったものです。本日は、早朝より抜けるような青空が広がり、ぽかぽかと春を思わせる、暖かな日和です。

さて、いよいよ後期中間考査が本日17日より始まります。

生徒の皆さん、準備は万端でしょうか。

後期中間考査は、連休を挟んで、24日まで続くことになります。その間、スクールタイムが若干変更となります。昼間主の場合、1コマ目の試験があるときは13時より始まり、16時過ぎには終了となります。夜間主は、1コマ目に試験がある場合には15時20分より始まり、20時前には終了となります。

生徒からは「もっと時間が欲しい」「時間が足りない」という言葉を良く聞きます。

その言葉を聞く度に、少しだけうれしくなります。

何か物事に取り組みはじめた時、少しでも分かり始めると「これも、あれも」と欲張りな気持ちが出てきます。

つまり、分かり始めなければ、時間が必要なのかどうかすらも分からないのです。

そのため、「時間が欲しい」という言葉を聞くと、何かを分かり始めたなと感じることができるので、だから、少しだけうれしくなります。しかし、「少しだけ」というのは、そのことを考査期間ではなく、普段の生活の中で分かって欲しいという欲張りな気持ちです。

頑張れ、萌世生。「You can do it」

現在、福島市のとうほう・みんなの文化センターにて、第39回福島県高等学校総合文化祭書道展が開催されています。昨日、高文連の関係で福島市に行ったという話は、この書道展の開催に当たり、ご挨拶をするためでした。

第39回福島県高等学校総合文化祭書道展の開催期間は、昨日の12日(木)から明日の14日(土)までです。本校の定時制3名、通信制1名の作品も展示されております。本校の生徒の書には、やさしさ、柔らかさを感じました。 

現在、新型コロナウイルスにより、高校生は大きな試練を受けています。学校の休業によりに学校の活動そのものが停止し、学校再開後も制限を受けてしまいました。

本来であれば、書道専門部でも、夏季研修会等を開催し、多くの仲間と交流を深め、より自分自身を向上させる機会を持てたのかもしれません。今回の展覧会では、生徒一人ひとりが、こんな状況だからこそ、試練に立ち向かい、その持てる能力と感性のすべてを作品に注ぎ込んで仕上げてくれましたと信じております。

観覧者の皆さんにも、生徒たちの書に直に触れることにより、何かを感じていただければ幸いです。

 

(何だか写真展がメインのようですが、書道展の紹介です)

立冬

先週の土曜日11月7日は立冬でした。

立冬は冬の始まりのことですが、立冬を過ぎて朝夕の冷え込みも厳しくなり、寒さが一段と身にしみるようになってきます。月曜日にはマフラーを付け、火曜日には手袋をし、そして本日はコートを出しました。身支度だけ見ると、もう真冬です。

昨日は、高文連の関係で、午後、福島市へ行く用事がありました。移動中、冷たい雨に見舞われました。この時期の雨を「時雨(しぐれ)」と言います。これから、初霜、初氷など季節の便りが届くようになり、冬本番となっていきます。書いている間に、福島市は初霜と初氷の便りが届いたようです。

さて、11月の声を聞き、後期中間考査が近づいていることを気にしている生徒も多いことでしょう。

後期中間考査は11月17日(火)から24日(月)まで行われます。

前期は思うような成績を残せなかった生徒は、今回のテストは挽回するチャンスです。計画的な勉強を始めてください。「先んずれば、敵を制する」です。

頑張れ、萌世生。

認証式

11月9日(月)、放課後、本校定時制課程の生徒会役員の認証式が行われました。

今回の生徒会役員選挙は信任投票でしたが、すべての立候補者が信任されました。信任された生徒会役員は、令和2年度12月から令和3年度11月までの任期となります。

今回信任された生徒会役員の生徒たちは次のとおりです。

 会  長 佐藤 勇太

 副 会 長 松本 勝輝

   〃   高橋  弘

 常任委員  大越 楽斗

  〃   能登  静

  〃   千葉  望

  〃   佐藤 姫菜

  〃   髙根 さくら

  〃   佐藤 大和

  〃   鈴木  恵

  〃   大内  諒

  〃   角田 聖弥

会長の佐藤くんからは、「今年はいろいろな生徒会行事が中止となってしまいました。今年度の先輩方の思いも背負い、いろいろな行事をより活発なものとしたいと思っていますのでご協力をお願いします。今回、役員となったみなさんは、さまざまな思い・考えを持って立候補したことを、演説を聞いて分かりました。私も生徒会全体の発展のために全力を傾けますので、ご協力をよろしくお願いします」と抱負が述べられました。

あいさつ運動

11月6日(金)、夕方16時40分より、田代PTA会長をはじめとした定時制課程のPTA役員のみなさまによる「あいさつ運動」が実施されました。

今年は、新型コロナウイルスの影響で、PTA関係の行事のほとんどが中止となってしまいました。そのため、役員のみなさまも学校に来る機会がほとんどなく、学校の活動状況やお子様の様子もあまり分からない状態が続いていました。今回、お集まりいただく機会ができ、エレベータ等の改修工事の様子を見ていただき工程のお話ができたこと、また、生徒の様子を見ていただくことができたこと、大変うれしく思っております。

今回の「あいさつ運動」を知らなかった生徒たちは、びっくりした顔を見せながらも、大きな声で「さようなら」と返してくれました。

少しではありますが、日常を取り戻しつつあると思っております。

忙しい中、お出でいただたPTA役員のみなさま、大変ありがとうございました。

説明会2

11月7日(土)、中学3年生の生徒・保護者、高等学校の生徒・保護者、中学校・高等学校の教員を対象とした本校通信制課程の学校説明会が開催されました。

100名近くの参加者があり、今年は急遽2会場を用意しての説明会となりました。

通信制課程は、全日制・定時制課程とも、全く違う教育システムを採用している課程です。まずは、その内容をしっかりと理解し、全日制・定時制課程との比較や本人の適性を考えることが大切だと考えております。また、入学者選抜においても、全日制・定時制課程と別の日程で行っておりますので、まったく違うシステムだと捉えることが必要だと思っています。

それらの点を踏まえて、今回の全体会では丁寧な説明がなされました。特に、自分のペースで学習を行えるのが通信制の大きな特色だが、レポートの提出やスクーリングの出席等、期限や回数をしっかりと守らなくてならないこともあり、自分を律する力が必要という話もありました。

全体会が終わった後も、個別相談が行われ、多くの方々が、分からなかったことや疑問に思ったことなどを質問しておりました。

本校の学校説明会に参加していただき、ありがとうございます。

説明会

昨日11月5日(木)、本校定時制課程の学校説明会が開催されました。

中学校の教員、中学3年生の保護者、併せて60名近くの参加者があり、特に今年は、保護者の参加が40名と、例年に比べても多くの参加者がありました。

お忙しい中、本校の学校説明会に参加していただき、大変ありがとうございました。

学校説明会の中身ですが、まずは13時50分より、昼間主コースの4校時目の授業を観ていただきました。この授業参観は、授業の様子を見ていただくだけでなく、ビルの中にある本校の施設を見学していただくことも目的にしたものです。また、あいさつの中でもお話ししましたが、授業参観では、授業の中身だけでなく、授業の人数も気にしてもらいたかったと思っていました。本校は単位制の高校ですので、多様な教科・科目を用意しており、学年が上がるにつれて少人数授業となっております。今回の最少人数の講座は芸術の講座で、生徒の人数は2名でした。2名というのは極端なものですが、3年生になると10名程度の講座が増えていきます。そして、今回は特色のある講座を観ていただくことができなかったですが、「手話」、「イラストデザイン」、「ペン習字」、「映像メディア文化」などの面白い講座もあります。

そして、14時45分より、全体会が行われ、本校定時制課程の概要、令和3年度の入学者選抜等の説明がありました。本校定時制課程は、昼間定時制と言われる新しいタイプの学校であり、個性や多様性を重視しています。そのために、単位制、多部制、三修制、技能審査制など、新しい制度を導入しており、それらの説明がなされました。

改めて、本校の学校説明会に参加していただき、ありがとうございます。

選挙

本日11月4日(水)、朝からアメリカ大統領選挙の話題で持ちきりでした。

本校でも、5・6校時目に、生徒会役員立候補者、応援者による立会演説会、そして引き続き、投票が行われました。

今回の立会演説会も放送によるものでした。コロナ禍であると同時に、体育館が改修工事中であることを考えると仕方のないことだと諦めてはいますが、どうも「顔が見えない」中でのあいさつはやりにくいものです。立候補者のみなさんも、同じような思いだったではないかと思っています。

さて、生徒会活動とは、望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、人間としての生き方についての自覚を深め、自己を生かす能力を養うものだと思っています。現在、主権者教育の充実が叫ばれており、生徒が身近に感じる生徒会活動こそが、その原点であると思い、あいさつの中でもこのことに触れさせていただきました。

また、選挙管理委員長の3年C組の岩田絢子さんからは、今年で20年の節目を迎えた本校の更なる発展を目指す生徒会の代表を決める選挙であり、立候補者にはそれぞれの思いをしっかり届けることを、そして、全校生徒には聞き逃さないようにとのお願いがありました。生徒会活動は、生徒会役員だけでやるものではありません。生徒全員が積極的に参加することが大切なのです。これは選挙にも言えることです。思いのキャッチボールが必要なことは言うまでもありません。

開票結果は11月6日(金)になるようです。生徒会役員には、「課題を共有し、その課題解決のために仲間と協力しながら、よりよい学校をつくる」という強い気持ちを持って、生徒会活動に望んで欲しいと思っています。

今年度は、ほとんどの生徒会行事が中止となってしまいました。次年度こそ、活気のある生徒会行事を期待したいものです。

頑張れ、郡山萌世高等学校生徒会。

職業研究

昨日10月28日(水)、第1学年は、本来は授業のない学校裁量の5、6校時目の時間を利用して、職業研究をゲーム感覚で楽しみました。

実施したものは「職業・資格パズルワーク」です。株式会社ライセンスアカデミー仙台支社の工藤慧氏を講師として、進路選択を考える上で基本となる職業や資格についての知識を広げ、進路選択の幅を広げるとともに、自分の職業観や適性を考える機会を作り,今後適切な進路選択ができるようにするために開催されたものです。

この「職業・資格パズルワーク」は、一つの班4人で、グループのリーダーが仕事・資格の説明文を読み,他のメンバーがあてはまる仕事・資格カードを探すというパズル合わせのような学習です。最後に3枚のカードが余ることになっており、正解のカードを残せるかどうかというものです。単に職業や資格についての知識を広げるだけでなく、交流をしながらコミュニケション力も身に付けるというものとなっています。

以前、私も生徒とともに経験したことがありますが、なかなか難しく、同じような職業があるなと感じました。

終了後、生徒たちからは今まで知らなかった職業や資格を知ることができて良かったという感想がありました。

萌世百景 vol4

英語のschool(スクール)の語源は、古代ギリシア語の「スコレー」だと言われています。「スコレー」は、「余暇」や「ゆとりのある状態」を表す言葉です。元来、学びの場には、ものごとをじっくり考えることができる環境が必要なのですが、これまでの学力は時間内に問題を正確に処理する力と捉えていたために、じっくりと考えるということがあまり重視されてこなかったと感じています。

しかし、今日では「生きる力」を身に付けることが求められています。「生きる力」とは、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力です。また、自らを律しつつ他人と協調し、他人を思いやる心や感動する心でもあります。

そのような力は、どのように身に付くのでしょうか。

テストで身に付くのかと言われれば、そうではないと答えるでしょう。テストで身につく力とは、時間内に、正確に、答えを見つけ出す力です。つまり、ものごとをたくさん受け入れる力であり、整理する力です。少し「生きる力」とは違うように感じます。

それでは、どのようにして身に付くのでしょうか。

目の前にあるものごとに対して、次々と問いをぶつける力だと思っています。つまり、ものごとを簡単に受け入れる力ではなく、受け入れない力が必要だと思っています。ものごとに対して「なぜ」という疑いを持ったり、「どうしてなのだろう」という驚きを持ったりすることが大切なのではないかと思っています。時間がかかるかもしれませんが、そのような問いが良質な思考に結びついて行くではないかと考えます。

そのためにも、学校には時間的にも空間的にも、「ゆとり」が本当に必要なのです。

本校は、ビルの中にあり、機能的な構造になっているために、余った空間があまりありません。でも、少しでも、生徒たちが「ゆとり」を持った生活を保障するために、各階に小さなラウンジが設置されています。

生徒のみなさん、このラウンジを有効に活用して、良質な思考をしてみませんか。

萌世百景 vol3

本日は綺麗な夕焼けをみることができました。

ビルの8階から14階にある高校なので眺望はとても素敵です。

この夕焼けを、萌世百景に選びたいと思います。

 

(本日 月と夕焼け)

(昨日 雲と夕焼け)

 

 

「おめでとう。よく頑張った。」

最近、校長室に、合格報告に来る生徒が見られるようになってきました。その生徒たちに真っ先に掛ける言葉です。

3年生にとって、この数ヶ月は、自分自身を見つめ、方向性を絞り込み、苦しみながらも前に進み続けた時期だったと思っています。夢を見ることはとても素敵なことですが、その夢を具体的な形へと変える作業は、高校生にとっては多くの苦労をともなうものです。その間に、本当に自分自身に適性があるかと悩み、立ち止まってしまう生徒もいたかもしれません。いつも思うことなのですが、高校生は、3年生のこの時期に、大きな成長を遂げ、大人になると思っています。進路を自分のものと自覚した瞬間から、次へのステージに向かい、階段を昇り始めるかもしれません。

若者に対して、人は「頑張れ」という言葉をいとも簡単に使ってしまいます。私自身もそうです。その度に、「何だか、軽いな」とか、「あまり響いていないな」と感じています。その人が一生懸命頑張っていることは十分知っているし、それ以上何を頑張ればいいんだという思いがあるからなのかもしれません。

しかし、私は、それでも人を応援したいと考えています。影響力もカリスマ性もないですが、それでも人を応援したいと強く思っています。人とかかわる仕事である教員という職業を目指したのも、この人を応援したいという気持ちが根底にあったからなのかもしれません。それは、自分自身が多くの人に支えられて生きてきた、また、今も生きていると感じているからなのかもしれません。

応援することは、その人と同じ夢を追いかけることだと思っています。特に、若者たちが、夢を追いかける社会、また、夢を追いかけることを信じられる社会こそが、我々が目指すべき「平和」な社会だと思っています。

生徒会役員改選

本日、選挙管理委員会より、令和2年度生徒会役員改選に関する連絡がありました。

立候補の受付は10月14日(水)から10月19日(月)で、そして、11月4日(水)に立会演説会、投票となるようです。

その話を聞いたとき、「今の生徒会役員には、何もしてやれなかったな」という自責の念でいっぱいになってしまいました。

私と現在の生徒会役員との出会いは4月学校が始まったばかりのときでした。この学校に校長として赴任した最初の生徒との出会いが生徒会役員だったと記憶しております。緊張気味だった私のところに、七海くんら生徒会役員が明るい笑顔を持って、あいさつに来てくれました。それぞれが簡単な自己紹介のあと、懸案となっていた生徒行事の生徒会活動・部活動の紹介の開催の仕方について、生徒会役員の考え方を説明してくれました。活発な生徒会だと感心したのを今でも覚えています。そして、その時、少しだけ生徒に近づけたような感じがし、緊張していた気持ちが和らいだ気がしました。

しかし、その後、2度目の学校の臨時休業、そして再開後の学習の保証に伴う各種行事の中止で、生徒会役員の活躍の場がなくなってしまったのです。私以上に、生徒会役員のみなさんは残念な気持ちでいっぱいのことでしょう。本当に申し訳なかったと思っています。

生徒会活動とは、生徒による自発的・自治的な活動を通して、学校生活に関する諸問題の解決に取り組み、互いに協力して改善向上を図ろうとする実践力を育てるものです。現在、主権者教育の充実が叫ばれている中、生徒が身近に感じる生徒会活動こそが、その原点であると思っています。「自分たちの意思が、行動が、よりよい学校をつくる」という強い気持ちを持って、仲間とともに、困難に遭遇しながら学校づくりをすることが、次の時代の自分たちの街づくりにつながっていくと信じています。

11月で生徒会役員は改選されます。現生徒会役員のみなさん、これからの生徒会役員へ、君たちの思いをしっかりと伝えてください。よろしくお願いします。

授業・校舎見学

夏休み中より、中学校3年生及び保護者による授業・校舎見学が徐々に見られるようになっています。10月に入り、その数が多くなってきたように感じております。受験が近づいていることを実感します。

今年は、各学校とも夏休み中の一日体験入学を行っていないので、中学3年生は、受験を考えている学校の雰囲気が分かりづらいかもしれません。ホームページをみながら、いろいろな情報を入手し、想像することも大切かもしれません。本校は、12月いっぱい、校舎見学を実施しております。中学校を通さなくても良いので、本校へ直接連絡をしていただき、説明を聞きたい課程(定時制、通信制)を言ってください。日時につきましては、相談に乗りたいと思います。

私自身は、少し、コロナの関係で時間の感覚がおかしくなっているようで、寒くなったことは分かっても、令和2年があと2ヶ月ちょっとで終わりという感覚がありません。季節を感じるような行事が全く行われないために、季節感がなくなっているかもしれません。

しかし、高校でも、例年よりも1ヶ月遅れの就職試験が10月16日より始まります。進学関係の推薦試験も始まっていますので、本格的な受験本番です。生徒たちは必死に頑張っています。

秋は、よく「実りの秋」と呼ばれています。生徒一人ひとりにとって、実りの秋になるように期待したいと思います。

レガシー

また、本日もスポーツの話題でお話をしましょう。

昨年のラグビーワールドカップでは「ワンチーム」が流行りました。それは、日本、またアジアで開催された初めてのラグビーのワールドカップであり、そして、体格の劣る日本チームが快進撃し、決勝トーナメントまで進むという快挙を成し遂げたからだと思います。もし、今年オリンピックが開催されていたら、「リレー侍金メダル」、「水泳王国復活」とかで盛り上がっていたかもしれません。

こんな話をすると、メダル至上主義ですかと問われるかもしれません。

ワールドカップやオリンピックなどの国際大会は、インターナショナルな大会であるにもかかわらず、ナショナリズムが高揚するときでもあります。インターナショナルとナショナリズムは対をなす言葉ですので、矛盾する考え・行動が同時に起きてしまうということになります。

オリンピック憲章では、第1章で「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」として、国家同士によるメダル獲得数競争をオリンピックの目的として認めてはいません。しかし、オリンピック開催中は、どの新聞もメダル獲得数による順位を載せ、国家の優劣を煽っているような感じを受けます。

しかし、私はナショナリズムの全てが悪いとは思っていません。『民族の祭典』に見られるようなナチスドイツのオリンピック利用やロシアのドーピング問題など、極端なナショナリズムは排除されるべきだと思っています。しかし、南アフリカで開催されたワールドカップの時、南アフリカチームが「ワンチーム、ワンカントリー」を掲げ、アパルトヘイトを乗り越えようとしました。ロンドンオリンピックでは、レガシーと呼ばれる考え方がでて、国民がオリンピック本番だけでなく、その後を考えるようになりました。

多くの国が集うワールドカップやオリンピックは、今の日本を真剣に考える機会になるではないかと期待しています。また、逆に、様々な国のことを考える機会になると思っています。そして、今の日本がインターナショナルになるために、必要なもの、変えなくてはならないもの、残していくものを考える絶好の機会でもあります。

ワールドカップを開催した南アフリカが人種問題を乗り越えられたかというと、そんな簡単な問題でないは今のアメリカを見てもお分かりでしょう。しかし、インターナショナルな場だからこそ、顕在化する問題というものはたくさんあり、目をそらさずに問題群をじっと見つめることは必要なことです。オリンピックをそのような場にしたいものです。

萌世百景 vol2

本日は「萌世百景」の第2回となります。

今回、紹介するのは14階にある大講義室です。

大講義室からの眺めは、素晴らしく、とても気持ちの良いものです。それは、14階という高さだけでなく、日本百名山にも数えられる安達太良山、そして、遠くに蔵王連山、吾妻連峰を見ることができるからです。

構造的にいうと、校長室はビルの南面にあるため、そこから見える景色は郡山から白河(東京)方面を眺めるかたちになります。大講義室はビルの北側にあるため、そこから見える景色は、郡山から福島市(仙台)を眺めるかたちとなり、校長室の真後ろの風景(しかし、校長室からは北側はみえませんが)となる訳です。

大講義室は、100名前後が座ることができ、学年単独の行事(学年集会、進路講演会など)で使われることが多い場所です。対外的な会議の際にも多く使用され、東北地区の定時制通信制の諸会議などが開催される際には、東北各県の先生方に「ほんとうの空」を見たいただいております。

「ほんとうの空」とは何か、お分かりでしょう。高村光太郎の『智恵子抄』です。

 

 智恵子は東京に空が無いといふ。

 ほんとの空が見たいといふ。

 (中略)

 阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に

 毎日出ている青い空が

 智恵子のほんとうの空だといふ。

 あどけない空の話である。

 

本日の新聞に、安達太良が紅葉の見頃になったという記事が出ていました。秋の深まりとともに、空が綺麗な季節にもなってきました。最近、何となく、上を見上げる機会が増えてきたような気がします。

みなさんも、顔を上げ、「ほんとうの空」を眺めてはいかがでしょう。

 

 

(大講義室の様子)

(大講義室より、真北を見た風景。新幹線の軌道がまっすぐ北(仙台)に向かって伸びています)

(大講義室より、少し西の方を見た風景、遠くに安達太良山がみえます)

後期に向けて

後期が始まりました。

また、授業が始まったと思っている人はいませんか。普通の生活をすることは大変なことです。みなさん、普通の中に楽しみを見つけてください。

さて、後期の始業式でも話しましたが、私の趣味の一つはスポーツ観戦をすることです。

野球、サッカー、ラグビーは、以前は、時間が空いたときに良く観に行っていました。と言っても、震災後はほとんど観に行くことができなくなったので、ここ9年はご無沙汰しております。私の中では普通でない日が続いているのです。

話を戻しましょう。野球は、神宮球場や横浜スタジアムに行っていました。しかし、Jリーグができてからは、プロ野球はテレビさえ観なくなってしまいました。多すぎる、長すぎる間合い、4時間を超える試合時間など、問題が多いのではないかと思っています。しかし、大学野球、高校野球は、今でも観に行きます。応援スタイルからすれば、大学野球がとても面白いと思っています。サッカーは、鹿島アントラーズのファンですが、仙台や新潟のスタジアムにも良く行きます。新潟では、よくハッピーターンを貰っていました。ラグビーは、サントリー、ヤマハのファンです。ごりごりとフォワードを押し込んでくるスタイルが大好きです。ラグビーは秩父宮に行きます。

昨年のワールドカップはテレビでの観戦となりました。友人の中には、会社を休んで、遠くのスタジアムまで観に行った者もいました。誘われましたが、時間が合わず、直接観に行くことはできませんでした。友人は試合の質の高さにひたすら感動していました。

オリンピックの前哨戦ともなったラグビーワールドカップは大成功だったと思っています。それは、試合の質が高かっただけでなく、日本人の歓迎ぶり、所謂「おもてなし」が素晴らしかったのではなかろうかと考えます。すべてのスタジアムで、日本人の観客は、各国の「ラグビーアンセム」をしっかりと歌い、それぞれの試合を盛り上げていました。

でも、まずは、スポーツが観戦できるようになること、通常の生活に戻ることが大切です。

早く、コロナが収まる良いな。

オリンピックは、生でみたいな。

黄昏

日の入りが早くなってきました。

5時を過ぎると、何となく薄暗くなったと感じるようになり、帰る際にはライトを付けるように気をつけています。しかし、まだ日が長かった感覚が残っており、すでに薄暗いにもかかわらず、安全措置が取らない人が多いように感じています。そのためか、毎年、この時期は夕方の事故、特に自転車事故が多いときでもあります。自転車で帰る生徒のみなさんは早めのライトの点灯をお願いします。

さて、薄暗くなった夕方を黄昏と読んでいます。映画『君の名は。』の中でも紹介されましたが、黄昏は「たそがれ」と読み、語源は「誰そ彼」だそうです。つまり、夕暮れの時、一体彼は誰なのだろうと思うほど、周りが暗い状態のことを指しているのだそうです。「たそがれ」という発音は枯れた響きがあり、いかにも暗い夜に向かう時間帯を表すのには、ぴったりとした言葉かもしれません。また、『君の名は。』を観たくなってしまいました。

夕暮れの空の色は刻々と変化して行きます。多様な色が刻々と変化していく、その空全体の色を「至極色(しごくいろ)」というそうです。また、マジックアワーとも呼ばれます。世界が一番美しく見える瞬間のときでもあります。三谷幸喜監督は、このマジックアワーを、誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』と捉え、佐藤浩市さん主演の『ザ・マジックアワー』を創りました。本県出身の西田敏行さんと佐藤浩市さんの演技が光る作品だと思っています。笑える映画ですので、時間がある人は是非。

最初に戻りますが、この時期は早めの点灯が大切です。是非、事故から自分の命を守る行動を取ってください。

十五夜

10月1日は「十五夜」です。「十五夜」は「中秋(仲秋)の名月」とも呼ばれています。この季節、空が透き通っているためにきれいな月を見ることができます。1日はちょっと天気予報が悪いため、2日や3日の月を見ると良いかもしれませn。

ちなみに、昨年の「十五夜」は9月13日で、一昨年は9月24日でした。9月15日が「十五夜」と思っている人も多いのではないかと思いますが、旧暦と違い、太陽の動きを基準としている現在の暦では、多少ずれが生じてしまうようです。

さて、本来「十五夜」というのは、毎月の15日の夜のことです。毎月といっても、旧暦(太陰暦)の話ですので、1日が新月(満月の反対で月の形が見えない月のこと)で、15日は満月を指すことになります。「中秋(仲秋)の名月」とは秋の真ん中にでる満月のことで、本来は旧暦8月(仲秋)の15日の満月を指しています。現在の暦では、旧暦よりも1ヶ月ずれますので、9月頃に出る満月ということになります(先程も書きましたが、今の暦は月の動きを基準とする暦ではないので15日が満月とは限りません)。そして、「十五夜」は、本来は毎月あるわけですが、「中秋(仲秋)の名月」の時期が、月が一番良く見えるということで、次第に「中秋(仲秋)の名月」を「十五夜」とも呼ぶようになってきたという訳です。ちょっと長くて、くどい説明となってしまいました。

でも、お月見というのは、日本に元々あった習慣ではないようです。中国から伝来した習慣のようです。中国では、旧暦8月15日は、「中秋節」と呼び、春節に次いで、大きな祝日となっているようです。お月見は、唐の時代から盛んだったようで、唐の時代の詩人李白に「挙頭望明月、低頭思故郷」という有名な詩がありますが、このことからも、月が「吉事」と「家族団らん」の象徴として、古くからずっと人々に親しまれてきたことがわかります。ちなみに、月餅は「中秋節」に食べるお菓子です。日本でいえば「月見団子」と言えるのではないでしょうか。

生徒のみなさん、10月1日は創立記念日で期間休業の最終日にも当たります。2日からは新たな学期である後期が始まります。家族とゆっくりとした団らんを楽しみ、気持ちを新たに新しい学期を迎えてください。

前期を終え

生徒のみなさん、元気ですか。

先週の23日に前期の終業式を終え、現在、期間休業中です。この時期は、心と体を休め、次への活力をフル充電するときでもあります。後期に向けて、しっかりと休養を取ってください。

秋分の日が過ぎ、これからは日増しに寒さが増していきます。『暑さ寒さも彼岸まで』の言葉のとおり、朝晩はすっかり「涼しく」というよりも、「寒く」という表現がぴったりくるような季節となってきました。富士山にも、初冠雪があったようです。

個人的な意見ですが、東北に住んでいると、秋という季節が非常に短いように感じられてなりません。秋という季節感、ちょうど良い気温を楽しむという時期が非常に短いのではないかと感じています。寒いのは非常に苦手です。

さて、9月も終わり、今週からは10月です。秋本番です。

終業式でも、皆さんにお話をしましたが、何かに挑戦するには絶好の季節です。まずは、何に挑戦するかを決めることが大切です。どんな小さなことでも良いので、失敗を恐れず、挑戦して欲しいと願っています。

もう一つ、お願いしたことがありました。本を読むことです。

私も読みますと、宣言しました。まずは、一冊を読破しました。今回読んだ本は、佐藤多佳子さんの『明るい夜に出かけて』です。佐藤さんの作品は『一瞬の風になれ』以来かなと思っています。この『明るい夜に出かけて』は、一気にはまりました。最後は、最終ページに近づくにつれ、時間よ戻れと祈りました。本当に読み終わりたくないと思えるほどの良い本でした。あまり、内容を書くことは好きではないので書きません。ラジオが好きな人、周りの人が苦手な人にはお勧めかなと思っています。

では、生徒の皆さん、また会える日を楽しみに待っています。

覚悟

就職試験を目の間に控え、受験願を持ち、校長室を訪れる生徒に「覚悟を持って最後まで戦い抜け」と言葉がけをしております。

「覚悟」とは、一体どのようなものなのでしょうか。

辞書によれば、覚悟とは『困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること』とあります。何となく意味は分かりますが漠然としています。

では、少し回りくどいですが、「覚悟することができない」ということから考えてみましょう。「覚悟することができない」ということは、何か不安や心配があり、自分自身では前に進めず、立ち止まっている状態のことでしょう。では、不安や心配とは何でしょうか。失敗や挫折することかもしれません。自分自身の弱い部分から発せられる気持ちではないかと思っています。では、なぜ弱い気持ちになるのでしょう。それは、目に見える結果ばかりを気にしているからかもしれません。確かに、目標に向かって努力するわけですから結果は大事です。でも、失敗であっても、挑戦している中で得られるものも多いと思っています。

では、本題である「覚悟」とはどのようなものでしょう。自分で進むべき道を決め、不安や心配に立ち向かう強い気持ちを持ち、行動することだと考えます。でも、強い気持ちだけでは、不安や心配を払拭することはできません。不安や心配を払拭するためには、準備をすることが大切です。困難なことを乗り越えようとする訳ですから、簡単なことではありません。それ相応の準備が必要です。そして、十分な準備をしても失敗は付きまといます。その失敗を含めた上での準備が必要なのです。

そして、準備を進め行動を起こそうとしている人には、必ず支援や応援をしてくれる人が現れることも忘れてはいけません。学校であれば、先生だったり、クラスの友だちだったりします。すべての不安や心配を払拭することはできないかもしれませんが、応援や支援してくれる人がいれば、多少の失敗は軌道修正することができるのではないかと思っています。

3年生のみなさん、一人で戦っているのではありません。

みんなで乗り切っていきましょう。