郡山萌世 校長雑感

校長より

高校説明会

6月14日の小原田中学校を皮切りに始まった今年度の各中学校主催の高校説明会も、7月13日の宮城中学校で前半戦が終わり、残すは、7月27日・28日の中学生一日体験入学となりました。

新たな入試制度のもと、2度の入試が行われました。そのため、新入試制度については、中学校にも一定の理解ができ始めたのではないかと思っています。

しかしながら、次年度から、高校では新指導要領のもとで新たな授業が始まります。この切り替えの時期に、各高校とも、それぞれの学校の特色化・魅力化に努めています。そのため、今年度の高校説明会は、入試よりも、学校の特色・魅力についての説明が主となっていたではないでしょうか。本校でも、求める生徒像や特色選抜の内容だけでなく、次年度からの本校の学校改革についても丁寧に説明をしてきました。

昨年を振り返ると、6月、学校が再開され、この時期は、夏休みを含めた授業の組み直しに奮闘していたことを思い出します。ほとんどの行事が中止となり、教科書の進度を確保するために、授業だけの毎日が続きました。6、7月のこの時期、高校説明会もほとんど開催されることなく、また、夏休み中の一日体験入学も中止となり、中学校側もどのように高校の情報を集めるか、苦労なされたのではないかと思っています。

受験生のみなさん、今は自分の生き方を決めるために多くの選択肢を持つ時期です。そして、その選択を可能にするために、しっかりとした学力の裏付けを形付ける時期でもあります。

頑張れ、受験生。

全国大会へ

本日、6校時目、本校のアリーナにおいて、全国定時制通信制体育大会へ出場する選手の壮行会が開催されました。

全国大会へは、次の部活動の皆さんが参加することになりました。

女子バスケットボール部   ソフトテニス部

陸上競技部   卓球部   バドミントン部

壮行会では、私からは、全国大会への出場を祝福し、自分を信じ、仲間を信じて、一球でもでも多く、一秒でも長く試合をし、いま現在自分が持っている力を十二分に発揮して欲しいと激励しました。また、この大会に参加することができなかった仲間の分も頑張ってきて欲しいとエールを送りました。佐藤生徒会長からは、「全国大会への出場おめでとうございます。これまで、苦しい練習を積み重ねてきたと思っています。全国大会では、持てる力を十二分に発揮して、頑張ってきてください。全校生徒で応援しています。」と激励がありました。

出場選手を代表して、陸上競技部の野口君より、壮行会への感謝の気持ちと、後輩たちにつなげるような成績を残してきたいという抱負が述べられました。

壮行会をやりながら、スポーツの素晴らしさを再確認しました。

「スポーツとは何か」と問われれば、いろいろな答えが返ってくることでしょう。

やって楽しむもの、見て楽しむものと、いろいろな答えがあります。私は「育てるもの」だと思っています。人の心を育て、身体を育て、夢を育てていくもの、それがスポーツだと感じています。

やはり、スポーツとは学びなのです。その思いを、一段と強くした壮行会でした。

難民の日

皆さん、6月20日(日)は、何の日か知っていましたか?

「父の日」。そのとおりです。

そのほか、何の日か、知っている人はいませんか?

そうです。「世界難民の日」だったのです。

 

2000年12月4日、国際連合総会で、毎年6月20日を 「世界難民の日」とすることが決定しました。

この日は、もともとはOAU(アフリカ統一機構)難民条約の発効を記念する「アフリカ難民の日」でした。それが、難民条約の制定50周年を記念して新たに「世界難民の日」として制定されたということ訳です。

6月20日(日)、日本中が、「ブルー」に染まったというニュースを聞いた人は多いと思います。これは、UNHCR駐日事務所が、全国各地の自治体や企業・団体の協力を得て、難民支援の輪を広げるための啓発イベントとしてのライトアップをしたからです。福島県でも、会津若松市の鶴ヶ城が、ブルーにライトアップされました。同じ日に、同じブルーをテーマにした「父の日」があったので、そちらも含め、世界中がブルーで染まりました。

現在、紛争や迫害のために、故郷を追われている人は、8000万人を越えるとも言われています。

生徒の皆さん、自分たちに難民を救うことはできないとは思っていませんか。

皆さんは、今すぐに何かをすることはできないかもしれません。しかし、できないからと言って、見ることを止め、考えることを閉ざすことは一番悪いことです。まず、現状を知ること、そして、イメージすることが大切です。そして、その後に、自分たちが何かできるかを議論すればいいのです。

現状を知り、イメージすることは、直ぐにでもできます。真の平和とは私たちの心の中にあると思っています。世界中の現状から目をそらさず、しっかりと学び、考え、今の状況をイメージし、将来をイメージすることが大切です。

進路ガイダンス

先週、3年生に対して、進路ガイダンスが開催されました。

3年生からすれば、前期中間考査が終わったばかりで、就職や進学はまだまだという思いがあるのかもしれません。しかし、就職や進学は、すぐそこに迫ってきています。

例えば、就職で考えると、7月1日には求人票の公開となります。あと2週間くらいです。そして、求人票が出されれば、否が応でも、自分が希望する企業を選択するという作業が始まります。そして、夏休みに入るとすぐ、その中のいくつかの企業に応募前見学を行い、最終的に応募する企業を決定することになります。そして、9月5日までには応募書類を発送し、9月16日からは採用選考が開始される運びになるわけです。また、進学でも、各大学・専門学校では、今月から、本格的なオープンキャンパスを始めるところは多いと聞いています。もしかすると、進路活動は迫っているというよりも、始まっているのかもしれません。

進路ガイダンスでは、比較的大きなくくりである「就職」、「専門学校」、「大学・短大」に分かれて、それぞれの進路に進むために大切な心構え、今から準備しなければならないことなどの話を聞きました。

以前、ある講演会で「笑顔は一円もかからないおしゃれ」と聞いたときがあります。でも、コロナ禍の中でマスクをしなければならないときに、どのように笑顔を伝えれば良いのでしょうか。その講演の中では、視覚障害者に対して、どのように笑顔を伝えますかと、ドキッとするような質問がありました。その時、私は大変困ったことを覚えています。答えは、明るい声(笑声)で話しかけるということでした。言われて、はっとしました。

どんな人でも、他者とつながるチャンネルを持ち、生活をしています。だから、他者を信頼する気持ちがあれば良かっただけだったのです。私は、「言葉(英語)が話せないから壁ができているのではなく、できないという気持ちが壁を作り出しているのだ」と、良く生徒に話してきました。多様性のある、つまりダイバシティの社会を構築していくためには、まず、偏見を捨て、他者をきちんと理解すること、そして、信頼することが大切だということを再認識させられたことを思い出しました。

3年生の皆さん、この時期は、いろいろなことを吸収し、高校生活の総仕上げをするときでもあります。進路活動をしながら、多くのことを学んでください。

定通体育大会、無事終了

福島県定時制通信制体育大会が無事終了しました。

昨年は、今大会が中止となり、多くの生徒が悔しい思いをしました。今年は、徹底した感染防止対策のもと、予定していた競技を無事行うことができました。今大会開催に尽力していただいた、すべての関係者の皆様に感謝を申し上げたいと思います。

今回、全ての競技会場を視察し、真剣に戦う生徒たちの姿をみて、改めてスポーツの素晴らしさを感じました。

スポーツとは、一体どのようなものでしょうか。

やって楽しむもの、見て楽しむものと、いろいろな考え方があります。

私は「育てるもの」だと思っています。人の心を育て、身体を育て、夢を育てていくもの、それがスポーツだと感じています。また、スポーツをする人、見る人、協力する人によって、そのスポーツは育てられていくのです。

部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあります。仲間と協力し、一つの目標に向かって、行動することも、人間として磨くことが必要な資質の一つです。そして、その部活動を育てていくのも選手である生徒たちです。部活をとおして、自分自身を鍛錬し、部活動そのものが、また、活性化していくのだと考えます。

選手の皆さん、勝敗を越え、皆さんは多くの物を手に入れています。

このことを、本日からの学習、生活へ活かしていただきたいと思っています。