郡山萌世 校長雑感

校長より

食育

『管子』に、「倉廩實 則知禮節 衣食足 則知榮辱(倉廩 (そうりん) 実 (み) つれば、則 (すなわ) ち礼節を知り、衣食足れば、則ち栄辱 (えいじょく) を知る)」とあります。つまり、人は生活が豊かになれば、礼儀や節操をわきまえるようになるということです。もっと言えば、生活が豊かになることによって、初めて、誇りや恥などの外見に気を配れるようになるということかもしれません。

生徒の皆さん、6月は食育月間です。

今後、食育の特集記事を見る機会が増え、アンケート等も実施されます。

生活の豊かさとは、『管子』にもあるように、食事をしっかりと食べるということが基本です。そして、それは体の成長のためにも、そして人生を豊かにするためにも、とても大切なことです。

皆さんは、朝食をしっかりと食べているでしょうか。毎年、朝食調査をすると、多くの皆さんは朝食を食べているようですが、ごく少数、朝食は食べないと言う生徒も存在します。また、食べても、ご飯だけ、パンだけという生徒も多いのも事実です。食事はバランスです。かたよりのない食事をしたいものです。また、朝は飲み物を飲むことも大事です。具だくさんの味噌汁は、忙しい朝に手軽に食べられる「おかず」だと思っています。また、くだものをプラスすることもおすすめします。

朝、良い食事をすれば、その日一日が、素敵な日となります。

みなさん、朝食をしっかりと取りましょう。

生徒総会

昨日5月19日(水)の5・6校時目に、生徒総会が開催されました。

まず、生徒会役員のみなさんに、感謝を述べたいと思います。生徒総会の資料づくりや会場準備、大変ご苦労様でした。

本日の総会では、生徒会長の佐藤勇太くんより、「昨年はほとんどの行事ができず、とても残念でした。今年は体育大会や文化祭等、さまざまな行事を予定しています。本日の生徒総会では、それらの行事、予算の承認をお願いすることになります。生徒の皆さんの率直な意見を頂戴したいと思っています。今後、コロナの状況次第で変更や中止することもあるかもしれませんが、なるべく、多くの行事を実施するためにも、全員でコロナ対策をしっかりとしたいと思います。ご協力お願いします」と挨拶が述べられました。

生徒会活動とは、望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り,集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的,実践的な態度を育てるとともに,人間としての生き方についての自覚を深め,自己を生かす能力を養うものです。現在、主権者教育の充実が叫ばれており、生徒が身近に感じる生徒会活動こそが、その原点であると言えると思っています。「自分たちで、課題を共有し、その課題解決のために仲間と協力しながら、よりよい学校をつくる」という強い気持ちを持って、違う意見にも耳を傾けながら、行動できるようになることが大切です。

生徒の皆さん、佐藤会長が言葉どおり、しっかりと感染対策をして、多くの思い出をつくっていただきたいと思っています。

こどもの日

5月5日は「こどもの日」でした。

この日、テレビをみていると、多くの子どもたちの命が奪われているニュースが流れてきました。ミャンマーでの出来事でした。気持ちがざわつきました。改めて、子どもの問題について考えなければいけないと強く感じました。

1989年11月20日に、第44回国連総会において、「子どもの権利条約」が採択されました。「子どもの権利条約」、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約です。この条約は、18歳未満の子どもを、大人と同じように権利をもつ主体と位置づけ、一人の人間として認めています。さらに、成長過程の子どもたちを守るために、保護や配慮についても定めています。

この条約では、4つの子どもの権利を守るように定めています。一つが、生きる権利で、すべての子どもの命が守られる権利です。一つが、育つ権利で、自分の能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療や教育、生活への支援などを受けられる権利です。一つが、守られる権利で、暴力や搾取、有害な労働などから守られる権利です。そして、最後が、参加する権利で、自由に意見を表したり、団体を作ったりできる権利です。そして、子どもにとっていちばんいい社会を実現しようとうたっています。

この条約の背景には、戦争で多くの子どもが犠牲になったことの反省があります。特に、第一次世界大戦での多くの子どもの犠牲は、1942年、国際連盟によって「子もの権利に関するジュネーブ宣言」によって、「人類が子どもに対し最善のものを与える義務を負う」ものとして表明されました。以後、1948年の「世界人権宣言」、1959年の「子供の権利宣言」、1979年の国際児童年と、子どもの問題を考え、その解決のために人類がすべきことを考えようとしてきました。

私は、「平和な社会とは?」と問われれば、「自分の夢を語り、その夢を実現できる社会」と答えます。つまり、平和でない社会とは、夢を語れない社会なのです。未来を担う子どもたちのすべてが、自分の未来について、笑顔で語れる社会を築くことが大切です。

こどもの日を機会に、再度、子どもに関する問題について考える機会を持ちましょう。

本屋大賞

連休中は、読書に打ち込もうと思っています。

現在、「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2021年本屋大賞」のノミネート作品を読みあさっています。

昔から、読書を趣味にしたいと思ってきました。しかし、年のせいで、年々ピント調整がうまくいかず、休憩をとる時間が長くなってきました。本当に好きなことは、やりたいときにやらないとだめだなと思っています。

さて、今年の大賞は町田その子さんの『52ヘルツのクジラたち』に決まりました。今年の本屋大賞ノミネートの作品の多くは、現代の課題について深く切り込んだものが多く、『52ヘルツのクジラたち』も、虐待、DV、ジェンダー等の問題提起がされています。本当に気が重くなり、ピント調整だけでなく、その気の重さで、読む速度が遅くなってしまいます。

今まで読み終えたのが、今回大賞を取った『52ヘルツのクジラたち』、伊吹 有喜さんの『犬がいた季節』、山本 文緒さんの『自転しながら公転する』です。そして、現在読んでいる本が、凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』と宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』です。ちなみに、私の読書は乱読で、複数の本を同時に読むのが普通です。

読書好きな生徒の皆さん、連休が終わったら、感想をお披露目しましょう。

交通安全教室

先日4月21日(水)、全校生徒に対して、交通安全教室を開催しました。

昨年度は、全校生徒を集めての集会ができなかったために、交通安全教室も開催することができませんでした。この時期の交通安全教室は、通学経路が大きく変更となる新入生にとっては欠かせないものだと思っています。中学校までは、ある程度、慣れ親しんでいた地域を徒歩で通学していたことでしょう。それが、大きく変わるのが高校入学だと思っています。不慣れな場所での通学は、危険を察知することが遅れてしまい、それだけでリスクが高まります。それが、自転車通学ならば、より一層です。昨年は、そのために、1年生を中心に少し自転車事故が多かったと感じています。

学校では、自転車事故は命に関わる大きな問題として捉えています。年度当初、交通安全教室を開催して、自転車事故の回避のための啓蒙活動を行っています。また、事故が起きるたびに、生徒には自転車の乗り方について注意喚起を行っています。しかし、我々の声が、全員の生徒の心にはまだまだ届いていないと現状だと思っています。

この機会に、家庭においても、自動車を運転する保護者の目から見た高校生の自転車運転の危うさについてお話をしていただきたいと思っています。

PTA役員会

本日より、二十四節気では「清明」から「穀雨」と変わりました。

「清明」は木々の若葉が一斉に芽吹き、溢れるように花が咲く頃で、「穀雨」となり、穀物に実りをもたらす雨が大地に降り注ぎ、大地は潤い、若葉がぐんぐんと育つ頃となります。本来、寒さの厳しいみちのくでは季節がずれてしまうものですが、今年は、節気に合った季節となっているようです。

私は四季の中でも春が大好きです。深く雪が積もった冬は、心が閉ざされるような感覚があります。逆に、一斉に木々に若葉が芽吹く春は、躍動感があり、「生」を感じることができます。会津に生まれ育った私は、春の木々に若葉が芽吹く風景が大好きです。風景を見て、鳥のさえずりを聞き、花の香りをかぎながら、全身で春を感じることができます。もう少し、若葉が「萌え出づる」、この季節を楽しみたいと思います。

さて、昨日4月19日(月)は、定時制課程でPTA役員会が開催されました。

昨年度は、新型コロナウイルスの影響でPTA総会は中止となりました。今年度は、感染対策をしながら、何とか実施する方向で考えたいということで、従来の授業参観は中止し、総会と学年会のみの開催でまとまりました。

PTA総会は4月28日(水)の午後3時よりとなっています。平日の開催ではありますが、多数の保護者の来校をお待ちします。

最後に、大変忙しい中、足を運んでいただいたPTA役員の皆様、大変ありがとうございました。

リフレッシュ

学校では、年度初めの慌ただしい行事も一段落し、本格的に授業が始まりました。

1年生にとって、この1週間は、とても長く感じられたではないでしょうか。新たなクラスメイトの中で、高校での初めての授業を受ける、考えただけでも、とても緊張し、とても疲れてしまいます。どんなに年を取っても、新たなものへの挑戦、出会いは、とても疲れるものです。疲れたときは、無理をせず、休むことが一番です。週末は、ゆっくりと休養を取ってください。心と体のリフレッシュは、とても大切なことです。そして、1年間と考えず、まずはゴールデンウィークを目指して、ゆっくりと前へ進んでみてください。

さて、何事においても、始まりは大事です。良い始まりを切るためには、漠然と努力するのではなく、具体的な目標を持つことが大切です。

考えてみてください。目的地を示されず、自由に歩いてくださいと言われたら、人はまったく動けなくなります。つまり、目標がないまま、動き出すことはとても困難なことなのです。

また逆に、すべてことに対して、目標を見つけることも大変なことです。また、すべてのことに目標をみつけようとしたら、とても疲れてしまいます。

しかし、一番良くないのは、わからないのにわかったふりをすることです。そして、惰性に流されながら、物事を進めることです。

目標が見つからない場合は、少し立ち止まり、じっくり考えましょう。小さな目標でも良いです。ちょっと先の目標でも良いです。その目標に向かって、ひたむきに頑張ってみてください。その積み重ねが、自分が目指す目的になるかもしれません。

授業へ

始業式からの1週間は、毎年のことですが、多くの行事が続き、慌ただしさのうちに毎日が過ぎていきます。その行事が一段落し、本日より少しずつ授業が開始されます。特に、1年生にとっては、高校での初めての授業となります。ただ、各教科とも最初の授業はオリエンテーション的な内容なので、本格的な授業は来週あたりかなと思っています。まずは、最初が肝心です。個人個人によって、得意不得意があるとは思いますが、できないと最初から決めつけるのではなく、新たな気持ちでトライすることが大切なのかもしれません。

さて、総合的な学力の話を昨日しましたが、付け加えると、部活動をするということはアクティブラーニングだと思っています。例えば、書道部の例で話をしましょう。ただ黙々と文字を書いているようにみえるかもしれません。しかし、書き終えた書を見ながら、自分がどのような文字を書きたいかを必ず考えているはずです。もっと力強くした方が良いか、均整は取れているか等、自問自答しているはずです。自ら課題を見つけ、その課題解決に向かって挑戦し続ける。素晴らしい学習ではないでしょうか。これが、チームになれば、お互いの弱点を克服するための挑戦、お互いを生かすための工夫等が入ってきます。そして、この力が結集し、成し遂げた結果に対しての喜びは、格別の味わいでしょう。本校が求めている他者との「シェアリング」が、そこに存在していると思っています。

結果が出なくて苦悩するときもあることでしょう。でも、考えてみましょう。簡単に結果が出るものには、大きな感動がついてはこないということを。

 

対面式、部活動紹介

少し花冷えのする本日、生徒会による対面式と部活動紹介が開催されました。

対面式では、生徒会長 佐藤勇太くん より、「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。高校生になり、すべてが初めてのことで不安や心配も多いと思います。困ったことがあったら、私たちに何でも相談してください。一日でも早く、学校に慣れ、3年間が充実したものになるように頑張ってください」と歓迎と励ましの言葉がありました。新入生代表の 遠藤涼音さん からは、「このような盛大な会を開催していただき、ありがとうございました。私たち、113名は、一日も早く学校に慣れ、勉強や部活動に励み、高校生活を充実したものにしたいと思います。私たちを見守り、ご指導をお願いします」とお礼の言葉がありました。

部活動紹介では、各部が工夫を凝らしながら紹介を行い、新入生の加入を促しました。

新入生の皆さん、放課後、各部の活動の様子をしっかり見ていただき、これから3年間所属する部を決めてください。部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあり、また、仲間をつくる場でもあります。仲間と協力し、一つの目標に向かって行動することも、高校生活で培う学力だと思っています。

新入生の皆さんには、さまざまな活動に積極的に参加し、総合的な学力を育てて欲しいと願っています。

 

部活動紹介

まずは、生徒会役員の紹介(その後、カオナシがいい仕事をしました)

読み聞かせボランティアの紹介へ

その後、各部の紹介へ

 

 

入学式

名残の花の中、本日4月9日(金)、本校定時制課程の入学式が開催され、113名の生徒が入学しました。

入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

本日は、新入生に対して、これからの高校生活を充実したものにするために、二つのお願いをしました。一つは、何事にも誠実に向き合い努力して欲しいということ、もう一つは、つながりを求め、出会いを大切にして欲しいということでした。特に、つながりについては、昨日の始業式でも話をしました。

新入生代表からの誓いの言葉では、「入学した喜びを感じており、これからの高校生活が充実したものにできるよう、何事に対しても精一杯努力することを誓います」という決意が述べられました。

新型コロナウイルス感染防止のため、昨年同様、規模を縮小した形となりましたが、凜とした緊張感のある式だったと感じています。また、式後、新入生の皆さんからは、これからの高校生活にむけた希望を感じられる爽やかな躍動感のあるやさしい表情を見ることができました。

最後になりましたが、来賓、保護者の皆さまのご臨席に感謝を申し上げます。今後も、本校の教育へのご理解、ご協力、ご支援をお願いします。