郡山萌世 校長雑感

「おめでとう。よく頑張った。」

最近、校長室に、合格報告に来る生徒が見られるようになってきました。その生徒たちに真っ先に掛ける言葉です。

3年生にとって、この数ヶ月は、自分自身を見つめ、方向性を絞り込み、苦しみながらも前に進み続けた時期だったと思っています。夢を見ることはとても素敵なことですが、その夢を具体的な形へと変える作業は、高校生にとっては多くの苦労をともなうものです。その間に、本当に自分自身に適性があるかと悩み、立ち止まってしまう生徒もいたかもしれません。いつも思うことなのですが、高校生は、3年生のこの時期に、大きな成長を遂げ、大人になると思っています。進路を自分のものと自覚した瞬間から、次へのステージに向かい、階段を昇り始めるかもしれません。

若者に対して、人は「頑張れ」という言葉をいとも簡単に使ってしまいます。私自身もそうです。その度に、「何だか、軽いな」とか、「あまり響いていないな」と感じています。その人が一生懸命頑張っていることは十分知っているし、それ以上何を頑張ればいいんだという思いがあるからなのかもしれません。

しかし、私は、それでも人を応援したいと考えています。影響力もカリスマ性もないですが、それでも人を応援したいと強く思っています。人とかかわる仕事である教員という職業を目指したのも、この人を応援したいという気持ちが根底にあったからなのかもしれません。それは、自分自身が多くの人に支えられて生きてきた、また、今も生きていると感じているからなのかもしれません。

応援することは、その人と同じ夢を追いかけることだと思っています。特に、若者たちが、夢を追いかける社会、また、夢を追いかけることを信じられる社会こそが、我々が目指すべき「平和」な社会だと思っています。