郡山萌世 校長雑感

小さな芽

大雪の時候に近づき、朝夕の寒さも一段と増してきたように感じています。

今年の県内は、初冠雪、霜、初氷とも、昨年よりも10日から17日程早い観測となったようです。

11月終わりの時期は「朔風払葉 (きたかぜこのはをはらう)」と呼ばれるそうです。

朔風とは北風のことで木枯しを指します。つまり、「朔風払葉 」とは、冷たい北風が木の葉を散らす頃だという意味でしょう。本当に、先日まで紅葉で賑わっていたと思っていた木々も、すっかり枝から葉っぱを落としてしまい、寒々と枯れ果てた風景になってしまいました。

今年の紅葉は、例年になく、素晴らしく、秋らしい風景が眺められたと思っています。もしかしたら、例年も同じような風景があったのかもしれません。今年はコロナの影響で散歩をする機会が増え、ゆっくりと木々を眺めることができたからかもしれませんが・・・。

今は寒々しい風景ですが、木々はしっかりと春への準備を進めています。「冬芽(とうが)」という言葉を聞いたことがありますか。すっかりと葉っぱを落としてしまった木々ですが、枝の先っぽをしっかりと観察すると小さな芽を見つけることができます。これが「冬芽」です。硬い鱗片で覆われているものを「鱗芽(りんが)」、芽がむき出しで毛などで覆われているものを「裸芽(らが)」と言い、寒さから芽を守っているのです。つまり、木々たちは、冬が始まる前に翌年の春の芽吹きのための準備をし終えているということになります。

年の瀬が近くなり、1年の終わりが見え始めてきました。みなさんも、次年度の準備を少しずつ始める頃かもしれません。