郡山萌世 校長雑感

桜と開成山

在校生の皆さん、明日4月8日は始業式です。いよいよ、令和3年度も本格始動となりました。久々の学校ですので、遅れずに登校するようにしてください。

さて、今年は、福島では、3月25日、観測史上最も早い桜の開花宣言がありました。

どのくらい早いのかというと、例年は4月9日ですので、例年よりも15日も早い開花となりました。徳島と同じ日の開花宣言ということにも大きな驚きです。また、早いのは開花宣言だけではありません。満開状況も調べてみると、3月29日には満開となったようです。

このように開花が早くなった原因は、休眠打破が順調に行われたことが大きいと言われています。桜は、夏に翌春咲く花芽を形成し、その後休眠に入り、冬季に一定期間低温にさらされて休眠から覚めると言われています。これが、休眠打破です。今年の冬は、寒さの厳しい冬らしい冬だったのでしょう。そして、その後、いつもよりも春の訪れが早く、花芽の生長が促されたことで開花が早まったと考えられています。

桜と言えば、始業式、入学式です。本校の入学式は4月9日です。それまでは、なんとか散らずに残っていて欲しいと願うばかりです。

さて、郡山市の桜の名所と言えば、開成山公園を挙げる人も多いのではないでしょうか。開成山公園とその周辺には1300本の桜があると言われています。その中には、安積疏水開拓時に植えられたものがあり、日本最古のソメイヨシノがある公園とも言われています。

では、なぜ、安積疏水を開拓した人々は開成山公園に桜を植えたのでしょうか。それは、開成山公園には、安積疏水で引いてきた水を貯めておく灌漑用のため池があったからです。安積疏水を作った人たちは、ため池の堤防を強くするために桜を植えました。桜の周りには必ず人が集まります。多くの人が集まり、地面を踏み固めることにより、自然と堤防が強固になるのです。吉宗も、隅田川の堤防を強くするために、同じことをしたと言われています。桜好きの日本人の行動を理解したものですね。

生徒の皆さん、令和3年度も校長雑感をよろしくお願いします。