郡山萌世 校長雑感

進路ガイダンス

先週、3年生に対して、進路ガイダンスが開催されました。

3年生からすれば、前期中間考査が終わったばかりで、就職や進学はまだまだという思いがあるのかもしれません。しかし、就職や進学は、すぐそこに迫ってきています。

例えば、就職で考えると、7月1日には求人票の公開となります。あと2週間くらいです。そして、求人票が出されれば、否が応でも、自分が希望する企業を選択するという作業が始まります。そして、夏休みに入るとすぐ、その中のいくつかの企業に応募前見学を行い、最終的に応募する企業を決定することになります。そして、9月5日までには応募書類を発送し、9月16日からは採用選考が開始される運びになるわけです。また、進学でも、各大学・専門学校では、今月から、本格的なオープンキャンパスを始めるところは多いと聞いています。もしかすると、進路活動は迫っているというよりも、始まっているのかもしれません。

進路ガイダンスでは、比較的大きなくくりである「就職」、「専門学校」、「大学・短大」に分かれて、それぞれの進路に進むために大切な心構え、今から準備しなければならないことなどの話を聞きました。

以前、ある講演会で「笑顔は一円もかからないおしゃれ」と聞いたときがあります。でも、コロナ禍の中でマスクをしなければならないときに、どのように笑顔を伝えれば良いのでしょうか。その講演の中では、視覚障害者に対して、どのように笑顔を伝えますかと、ドキッとするような質問がありました。その時、私は大変困ったことを覚えています。答えは、明るい声(笑声)で話しかけるということでした。言われて、はっとしました。

どんな人でも、他者とつながるチャンネルを持ち、生活をしています。だから、他者を信頼する気持ちがあれば良かっただけだったのです。私は、「言葉(英語)が話せないから壁ができているのではなく、できないという気持ちが壁を作り出しているのだ」と、良く生徒に話してきました。多様性のある、つまりダイバシティの社会を構築していくためには、まず、偏見を捨て、他者をきちんと理解すること、そして、信頼することが大切だということを再認識させられたことを思い出しました。

3年生の皆さん、この時期は、いろいろなことを吸収し、高校生活の総仕上げをするときでもあります。進路活動をしながら、多くのことを学んでください。