郡山萌世 校長雑感

2020年6月の記事一覧

考査2日目

天気予報どおり、午後から雨が降り出してきました。高知など、大雨が降っているところがあるようです。土砂災害や川の増水には気をつけたいものです。

さて、本日は、中間考査の2日目です。本日も、生徒は、朝早くから学校に来て、勉強をしておりました。

がんばれ。

さて、テストとは何かを考えてみましょう。

テストの起源は、中国の科挙だと言われています。優れた皇帝として知られる隋の文帝が採用したようです。文帝以前、中央の官僚は、ほとんど有力な貴族に独占されていました。官僚になるには、有力貴族の推薦があれば良いので、能力は関係なく、有力貴族の子弟は上級官僚へ推薦がなされていました。世界史を学んだ人は、『上品に寒門なく、下品に勢族なし』という言葉をご存じでしょう。その有力貴族の上級官僚独占を排除し、家柄や身分に関係なく、誰でも受験できる公平な制度として採用されたものが科挙です。テストは、世界中に広まるわけですから、非常に優れた制度だろうと思っています。しかし、弊害のない制度はありません。時代とともに、その弊害は大きくなります。特に19世紀、中国がヨーロッパ諸国と圧迫される時代になってくると、その弊害は露わになります。詩文の教養のみを重視し、現実の政治を顧みない制度には、滅びの道しか残っていませんでした。どんなに優れたものであっても、時代の変化に合わせ、その姿を変えることが大切です。

テストは知識の集積度合いを点数で表してくれます。80点を目指していた者が、それを超えることができれば、大きな達成感や満足感を味わうことができます。しかし、その中には、「テストで点数を取れたということが、本当にわかったということか」という「視点」は存在していません。

テストに向けた、まとめをすることによって、その教科・科目の面白さが分かれば、次の学習につながっていきます。

テストは、あと3日、がんばれ。

学校パンフ

今年度は、中学校も、高等学校も、4・5月の臨時休業期間でできなかった学習の機会を確保しようとしているため、1学期中は多くの学校行事を中止としたり、夏休みを大幅に短縮したりして、授業時数の確保をしております。

そのため、本校では、毎年、多くの中学3年生、保護者に対して、本校の学校の様子を見ていただく貴重な機会である一日体験入学の実施を、本年度は見合わせることといたしました。非常に残念です。

今後、代替の機会を検討していきたいと思います。

なお、学校パンフレットが完成しましたので掲載します。少しでも、本校理解の参考になれば幸いです。

今後も「校長雑感」により校内の様子を発信していきますので、引き続き、ホームページをご覧ください。

№1表紙.pdf

№2定時制課程.pdf

№3通信制課程.pdf

№4校長挨拶等.pdf

№5学校行事.pdf

№6卒業生進路.pdf

中間考査

本日は、梅雨のあいまの五月晴れです。

ついに、定時制課程の前期中間考査が始まりました。

定時制なので、試験の開始時間は、全日制とはちょっと違うようです。昼間主は13時より、夜間主は15時20分よりということで、午前中を十分活用できる時間帯となっています。

1年生しかみていないのですが、本日は、午前中、多くの生徒が各教室で試験勉強を行っていたした。早い生徒は、普段の授業日と同じように、9時前から学校に来て、机に向かっていました。

少しだけ、緊張感のある学校の雰囲気も、とても楽しいものです。

私も、高校時代は、学校で勉強することが多かったと思っています。

それには、いくつかの理由があります。

まず、学校にいると、家庭にある多くの誘惑から解放されるという理由からです。その誘惑とは、まずはテレビです。また、ベットや冷蔵庫も、そうかもしれません。非常に意思の弱い私は、すぐにいろいろな誘惑に負けてしまいます。そのため、物理的に誘惑から遠い場所が必要だったのです。その最適の場所が、学校だったというわけです。もう一つ言えることは、学校には多くの友人がおり、多くの質問に応えてくれる環境が整っていたということが挙げられます。学習は一人ひとりの個人戦だと思いがちですが、そうではありません。集団戦なのです。各考査では、そんなことを考えないでしょうが、受験などの長期間の戦いにおいては、くじけそうになる自分を励ましてくれる友人、そして先生の存在は大きいのです。

最後に、考査は、その期間のまとめをする大切なものです。特に、普段、学習の時間を確保できない生徒は、しっかりとしたまとめの学習をして欲しいと願っています。

すべての萌世生の健闘を祈ります。You can do it.

学問に王道なし

いよいよ、定時制課程では、来週の月曜日より、令和2年度の初めての考査である前期中間考査が始まります。

前にも書きましたが、1年生にとっては高校入学して初めての考査、3年生にとっては成績が進路に直結する考査という非常に大切な位置づけを持った試験となります。今、自分が持っている最大かつ最高の力を出していただきたいと考えています。

さて、「学問に王道なし」という言葉を知っているでしょうか。

有名な古代ギリシアの数学者ユークリッド(世界史でギリシアを学んだ人はエウクレイデスの名前で覚えているかもしれません)が言った言葉だと言われています(その他、諸説があります)。ユークリッドは、エジプトのプトレマイオス王に招かれ、アレクサンドリアで幾何学を教えていたようです。もともと、この言葉は『There is no royal road to geometry.(幾何学に王道なし)』という言葉だったようです。

この言葉を聞くと、自分自身、大いに納得してしまいます。学問は、多くの悩みや苦しみを経験しながら身につけるものであり、安易な近道はありません。私自身、自分の専門の歴史ですら、いまだに、何かを分かったという感じがしておりません。

勉強に多くの苦労があるのであれば、最初から覚悟を持って挑んでみましょう。安易に分かることはないのですから、大いに苦しみましょう。道を究めるには、ほど遠い訳ですから、完璧を目指す必要はありません。自分自身が納得するところまでやってみましょう。

考査前、最後の土日です。悪あがきをしてみましょう。

がんばれ。You can do it.

 

便利とは

開成山公園のバラも見頃が過ぎてしまいました。非常に残念です。最近は、開成山公園の南側の遊歩道のアジサイをみて、楽しんでいます。

桜から始まり、チューリップ、バラ、そしてアジサイと、季節の移り変わりを感じられるのは非常に贅沢なことだと思っています。

さて、前回、開成山公園のバラの話をした際に、「真っ赤な薔薇」の写真を載せました。そのときに、THE BLUE HEARTSの『情熱の薔薇』を思い出したのです。前回書けなかった話を少ししたいと思います。

ちなみに、THE BLUE HEARTSは、私が好きなバンドの1つです。数ある名曲の中では『TOO MUCH PAIN』が最高だと思っています。その話はまた後ほど。

話を戻しましょう。THE BLUE HEARTSの歌詞って、どうしても深みにはまってしまいます。

たとえば、レジ袋問題を考えましょう。7月1日よりプラスティック製のレジ袋が有料化されます。

プラスティック製のストローが、鼻に刺さったウミガメの写真は衝撃的でしたが、そこから、プラスティック製品の使用の見直しを図ろうというムーブメントが、全世界で始まりました。コンビニのアイスコーヒーのストローが、紙製に変わったのは、このムーブメントの成果です。

プラスティックは、人類の生活の向上を図るために開発されたものです。しかし、現在、そのプラスティックが、人類の生存を脅かすものになってきたのです。

今まで、人類は、生活の質の向上をはかるために、いわゆる「便利な」ものを、次々と開発してきました。では、「便利」の定義は何でしょうか。『情熱の薔薇』では、「今まで覚えた全部 でたらめだったら面白い」と問いかけています。そして、「答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方」と答えています。我々が、学んできたものを、未来のために検証・総括する時期にきているのではないでしょうか。答えは、教科書に載っているわけではありません。すべて、自分たちが決めていくしかないのです。私たちが、未来に対して、責任を持って、残すべきもの、変えるべきもの、やめるべきものを真剣に考え、実行するときがきているだと思っています。

問題意識をもって、いろいろなことを考え、周りの人と話をしてみましょう。

初めての考査

本日も梅雨空です。今週は梅雨らしい一週間となりそうです。

さて、定時制課程の前期中間考査まで1週間を切りました。

前期中間考査は、6月29日(月)から7月3日(金)まで実施されます。当初の予定では、6月1日からの実施予定だったわけですから約1ヶ月遅れということになります。

1年生にとっては、高校での初めての考査となります。中学校と違い、高校の考査は長期間のたたかいとなります。本校の考査は、どの考査も、5日間の日程で、多くても1日3コマとなります。計画的な学習をし、現在自分が培ってきたものを十分に発揮していただきたいと思っています。

何事においても「はじまり」は大切なものです。最初の考査でうまくいけば、それが自信となり、その後の勉強もうまく進む可能性があります。「出だしよければ、すべてよし」。1年生にとっては今後の3年間を、2年生にとっては今後の2年間を、3年生にとっては今年を、左右する大事な考査となるかもしれません。頑張ってください。

そして、3年生にとっては、進路に向けて、3年間の評定が出る最初の考査となります。評定は、進路にとって、とても大事なものです。今までの経験をお話ししますと、「0.1」に泣き笑いをするのが評定です。3年生の皆さんは、悔いの残さないように、1科目1科目、全力を込めて、最大の勉強をしてください。

最後になりますが、みなさんにアドバイスをおくりたいと思います。数学などの理数系科目では、授業中はわかるものの、自宅に帰って、また同じ問題を解こうとすると解けなくなることはありませんか。私は、高校時代、同じような経験をたくさんしました。理数科目は問題演習が大切です。一定時間の演習量をこなすことによって、「わかる」が「解ける」とつながってきます。時間がかかりますので、毎日、時間を決めて問題演習をすることをお勧めします。また、理数科目を、自分一人でやりきるには、ちょっと大変かもしれません。先生、友達にすぐに質問できる学校で勉強することをお勧めします。

All's Well That Begins Well.

学校評議員会

本日6月22日(月)、本校の学校評議員会が開催されました。

会議では、まず最初に、私より学校の現状の分析と今年の学校経営についてのお話をいたしました。現在、定時制・通信制高校の特色を一言で言うことは、非常に困難なことだと思っています。一昔前のような「勤労青年のための」という捉えで語ることができないのが、現在の定時制・通信制高校です。私からは、画一的な教育課程を打破し、個性重視、人間性重視のための学校として開設された高校が、本校郡山萌世高等学校ですと紹介しました。そして、現在、教育におけるセーフティネット的な役割、様々な困難に台頭するためのプラットフォーム的な役割も果たすことを期待されていること、そして、SCやSSWと連携しながら、生徒の抱える様々な問題と向き合っていることをお話ししました。

評議員の皆さんも、本校の教育活動を良く理解し、応援していただけるということで大変嬉しく思っております。

評議員のみなさま、本日はありがとうございました。

職業研究

昨日6月17日(水)、5・6校時目に、定時制課程2学年を対象とした進路ガイダンス(職業理解ガイダンス)が開催されました。開かれた講座は、観光、福祉、調理、美容、保育、医療関係など16講座で、自分が気になっている分野の話を2つ聞くことができるというものでした。

2年生のみなさんの中には、「進路なんて、まだまだ早い」と思っている人も多いと思います。しかし、1年はあっという間に過ぎてしまいます。先日もお話ししましたが、7月1日からは求人票の公開も始まります。私立大学では募集要項を出した学校もたくさんあります。もう3年生は、進路に向けて大きく動き出そうとしているところなのです。2年生のみなさんは、ちょうど1年前になります。少し、自分の進路を考えるには良い頃かもしれません。

ちなみに、大リーグで活躍している大谷翔平選手は、高校時代に、60歳過ぎまでの自己の未来年表を作成し、それに近づくために、今何が必要かを考え、常に目標の実現に向けて実行していたそうです。さすが、大リーガーである大谷翔平選手は、高校時代よりすごい人だったようです。しかし、世の中、そんな人ばかりではありません。私自身も、高校時代には、まだまだ、将来のことを考えられませんでした。

どんなことでも、きっかけは大切です。今回の進路ガイダンスは、2年生にとって、とても良いきっかけだと思っています。

まずは、自分自身についてもっともっと考えることが必要だと持っています。いつも、自分の悪い面ばかりを気にしていますが、良い面を探してみましょう。自分で分からなければ、周りの人に聞いてみましょう。自分が気付かない自分が、そこにはいるかもしれません。

そして、自分自身が、どのような生き方をしたいのか、真剣に考えてみましょう。周りと同じようにではなく、自分はどのように考えるかを大切にしてください。あなたの人生は、あなた自身の問題だからです。

また、各講座の講師の方より、その職業に就くために、身につけなければならない力なども話もいただいたと思います。いくつかの講座を聴いていましたが、「コミュニケーション力」は、共通に身につける必要がある力のようでした。

最後に、職業については、まだ分からないことだらけだと思います。何か、相談したいことがあったら、担任の先生に聞くのもいいでしょう、進路室を訪ねるのもいいかもしれません。それも、新たなきっかけです。

きっかけを大切にすることで、ものごとは、どんどんと深まっていきます。

がんばれ、2年生。

梅雨

昨日6月11日、福島地方気象台は、宮城、山形、福島三県の東北南部が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年より1日早く、昨年より4日遅い梅雨入りです。現在、梅雨前線が日本の南岸に停滞しており、九州北部、関東甲信、北陸も梅雨入りしたということでした。

梅雨を表す言葉として「五月雨(さみだれ)」があります。5月に降る春の雨のことだと思っている人もいるでしょうが、「五月雨」は梅雨のことを指しています。松尾芭蕉の「おくのほそ道」にある「五月雨を あつめて早し 最上川」も、梅雨で流れの速くなった最上川を詠んだものです。実際、芭蕉は長雨で増水した最上川の急流を川下りしたようです。

「五月雨」のほかにも、「五月晴れ」は梅雨の時期のわずかの晴れの日を表した言葉です。

この時期の花と言えば、紫陽花(あじさい)です。特に、私はガクアジサイが大好きですが、最近、花だと思っていたものが花ではなかったことを知り、恥ずかしい思いをしました。

梅雨の時期は、雨が降り続くだけでなく湿度が高いため、ジメジメした空気とどんよりした空に引きずられ、気分が沈んでしまいがちです。しかし、こんな季節でも、花はしっかりと咲いています。傘を差しながら、アジサイなどを楽しむことも大切です。

地球はいろんなものでできている。すべてのものを楽しもう。

(新桜通りで出会ったアジサイ)

日程変更

雨が降ってきました。

少しは暑さが和らぐといいなと思っています。

さて、昨日の「進路ガイダンス」の記事で、就職は、7月1日に求人票が公開、そして、9月5日には応募書類を発送し、9月16日からは採用選考が開始されますと書きましたが、自宅に帰ってニュースを見ていたら、令和3年度の新規高等学校卒業者の就職に係る推薦及び選考開始期日等の変更についてのニュースが流れてきました。明日には厚生労働省から正式に発表される予定ですと言っていたので、本日夜のニュースでは大きく報道されるかもしれません。内容は、選考の開始を1ヶ月後ろ倒しして10月16日とするものでした。なお、学校への求人申込・公開は7月1日で変わらないというものでした。

昨日の進路ガイダンスとは、少し違った日程となってしまいましたが、昨日も書いたように、何事があっても動ぜず、自分自信を信じて、前に進むことが大切です。

今後、共通テスト関係も、日程の変更があるかもしれません。これも同じです。今やるべきことを何なのかをしっかりと考え、黙々とやり続けることです。

君たちならできる。そう、「You can do it.」です。