梅雨
2020年6月12日 15時43分昨日6月11日、福島地方気象台は、宮城、山形、福島三県の東北南部が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年より1日早く、昨年より4日遅い梅雨入りです。現在、梅雨前線が日本の南岸に停滞しており、九州北部、関東甲信、北陸も梅雨入りしたということでした。
梅雨を表す言葉として「五月雨(さみだれ)」があります。5月に降る春の雨のことだと思っている人もいるでしょうが、「五月雨」は梅雨のことを指しています。松尾芭蕉の「おくのほそ道」にある「五月雨を あつめて早し 最上川」も、梅雨で流れの速くなった最上川を詠んだものです。実際、芭蕉は長雨で増水した最上川の急流を川下りしたようです。
「五月雨」のほかにも、「五月晴れ」は梅雨の時期のわずかの晴れの日を表した言葉です。
この時期の花と言えば、紫陽花(あじさい)です。特に、私はガクアジサイが大好きですが、最近、花だと思っていたものが花ではなかったことを知り、恥ずかしい思いをしました。
梅雨の時期は、雨が降り続くだけでなく湿度が高いため、ジメジメした空気とどんよりした空に引きずられ、気分が沈んでしまいがちです。しかし、こんな季節でも、花はしっかりと咲いています。傘を差しながら、アジサイなどを楽しむことも大切です。
地球はいろんなものでできている。すべてのものを楽しもう。
(新桜通りで出会ったアジサイ)