学問に王道なし
2020年6月26日 15時10分いよいよ、定時制課程では、来週の月曜日より、令和2年度の初めての考査である前期中間考査が始まります。
前にも書きましたが、1年生にとっては高校入学して初めての考査、3年生にとっては成績が進路に直結する考査という非常に大切な位置づけを持った試験となります。今、自分が持っている最大かつ最高の力を出していただきたいと考えています。
さて、「学問に王道なし」という言葉を知っているでしょうか。
有名な古代ギリシアの数学者ユークリッド(世界史でギリシアを学んだ人はエウクレイデスの名前で覚えているかもしれません)が言った言葉だと言われています(その他、諸説があります)。ユークリッドは、エジプトのプトレマイオス王に招かれ、アレクサンドリアで幾何学を教えていたようです。もともと、この言葉は『There is no royal road to geometry.(幾何学に王道なし)』という言葉だったようです。
この言葉を聞くと、自分自身、大いに納得してしまいます。学問は、多くの悩みや苦しみを経験しながら身につけるものであり、安易な近道はありません。私自身、自分の専門の歴史ですら、いまだに、何かを分かったという感じがしておりません。
勉強に多くの苦労があるのであれば、最初から覚悟を持って挑んでみましょう。安易に分かることはないのですから、大いに苦しみましょう。道を究めるには、ほど遠い訳ですから、完璧を目指す必要はありません。自分自身が納得するところまでやってみましょう。
考査前、最後の土日です。悪あがきをしてみましょう。
がんばれ。You can do it.