便利とは
2020年6月25日 16時04分開成山公園のバラも見頃が過ぎてしまいました。非常に残念です。最近は、開成山公園の南側の遊歩道のアジサイをみて、楽しんでいます。
桜から始まり、チューリップ、バラ、そしてアジサイと、季節の移り変わりを感じられるのは非常に贅沢なことだと思っています。
さて、前回、開成山公園のバラの話をした際に、「真っ赤な薔薇」の写真を載せました。そのときに、THE BLUE HEARTSの『情熱の薔薇』を思い出したのです。前回書けなかった話を少ししたいと思います。
ちなみに、THE BLUE HEARTSは、私が好きなバンドの1つです。数ある名曲の中では『TOO MUCH PAIN』が最高だと思っています。その話はまた後ほど。
話を戻しましょう。THE BLUE HEARTSの歌詞って、どうしても深みにはまってしまいます。
たとえば、レジ袋問題を考えましょう。7月1日よりプラスティック製のレジ袋が有料化されます。
プラスティック製のストローが、鼻に刺さったウミガメの写真は衝撃的でしたが、そこから、プラスティック製品の使用の見直しを図ろうというムーブメントが、全世界で始まりました。コンビニのアイスコーヒーのストローが、紙製に変わったのは、このムーブメントの成果です。
プラスティックは、人類の生活の向上を図るために開発されたものです。しかし、現在、そのプラスティックが、人類の生存を脅かすものになってきたのです。
今まで、人類は、生活の質の向上をはかるために、いわゆる「便利な」ものを、次々と開発してきました。では、「便利」の定義は何でしょうか。『情熱の薔薇』では、「今まで覚えた全部 でたらめだったら面白い」と問いかけています。そして、「答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方」と答えています。我々が、学んできたものを、未来のために検証・総括する時期にきているのではないでしょうか。答えは、教科書に載っているわけではありません。すべて、自分たちが決めていくしかないのです。私たちが、未来に対して、責任を持って、残すべきもの、変えるべきもの、やめるべきものを真剣に考え、実行するときがきているだと思っています。
問題意識をもって、いろいろなことを考え、周りの人と話をしてみましょう。