考査、終了
2020年7月6日 16時04分「また、今年もか」という思いでいっぱいです。熊本県南部を中心に甚大な水害が起きてしまいました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、先週で前期中間考査が終了しました。生徒の皆さんは、今まで「テスト」をどのような意味づけをして、どのように向き合ってきたでしょうか。
皆さんの中には、一生懸命に努力をしたが、まったく結果ができなかった。努力したことが無駄だったと思っている人はいないでしょうか。
なぜ、そうなってしまうのか。数字のマジックかもしれません。数字というものは、とても非情なものです。努力した過程は一切コメントしてくれません。単純に何点という結果のみであらわします。そして、その数字は簡単に比較されます。平均点という誰の点数でもないものと比較され、できた、できなかったという感覚だけが一人歩きすることになります。
そこで、考え方を変えることにしましょう。自分たちがやっている勉強は、「テストのための勉強」ではなく、「勉強のためのテスト」だと、おおきく視点を変えるのです。
そう考えると、これからの「振り返り」が大切になってきます。
「振り返り」とは反省をするだけのものではないと考えています。一番大事なことは、自分がやろうとしていることに対して、今の自分がどのような位置にいるのかを確かめること、つまり、どこまでたどり着いているのか、方向は間違っていないのか等を確かめることだと思っています。
そして、考え方も変えましょう。まずは、今回のテストでうまくいったことを探し、自分自身を褒めてください。「だめだ、だめだ」ばかりでは、前に進む勇気も湧きません。そして次に、うまくいかなかったことの何を改善すれば良いのかを考えましょう。最後に、今後、どのようことをプラスしていけば良いのかを考えると、より発展的になるではないでしょうか。
皆さんが、今、身に付けるべき力とは、そのようなものだと思っています。