黄昏
2020年9月30日 15時51分日の入りが早くなってきました。
5時を過ぎると、何となく薄暗くなったと感じるようになり、帰る際にはライトを付けるように気をつけています。しかし、まだ日が長かった感覚が残っており、すでに薄暗いにもかかわらず、安全措置が取らない人が多いように感じています。そのためか、毎年、この時期は夕方の事故、特に自転車事故が多いときでもあります。自転車で帰る生徒のみなさんは早めのライトの点灯をお願いします。
さて、薄暗くなった夕方を黄昏と読んでいます。映画『君の名は。』の中でも紹介されましたが、黄昏は「たそがれ」と読み、語源は「誰そ彼」だそうです。つまり、夕暮れの時、一体彼は誰なのだろうと思うほど、周りが暗い状態のことを指しているのだそうです。「たそがれ」という発音は枯れた響きがあり、いかにも暗い夜に向かう時間帯を表すのには、ぴったりとした言葉かもしれません。また、『君の名は。』を観たくなってしまいました。
夕暮れの空の色は刻々と変化して行きます。多様な色が刻々と変化していく、その空全体の色を「至極色(しごくいろ)」というそうです。また、マジックアワーとも呼ばれます。世界が一番美しく見える瞬間のときでもあります。三谷幸喜監督は、このマジックアワーを、誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』と捉え、佐藤浩市さん主演の『ザ・マジックアワー』を創りました。本県出身の西田敏行さんと佐藤浩市さんの演技が光る作品だと思っています。笑える映画ですので、時間がある人は是非。
最初に戻りますが、この時期は早めの点灯が大切です。是非、事故から自分の命を守る行動を取ってください。