小暑
2020年7月8日 16時38分「身の守る行動をとって欲しい」
今週、この言葉を何度聞いたことか、九州各地で本当に甚大な被害が出てしまいました。岐阜や長野はどうだったでしょうか。被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
季節が夏至から小暑に変わりました。梅雨も終わりを告げ、いよいよ本格的な暑さが始まる時期でもあります。近年は梅雨明けが早くなっているとは言っても、東北に住んでいる私たちにとっては、7月下旬が梅雨明けの基準ですので、まだまだと気持ちがあります。そして、梅雨が明けると、一気に近年の35度を超えるような「熱さ」が到来するのかと思うと少し気が重くなります。
さて、七夕から11日頃までを「温風至(あつかぜいたる)」と呼ばれる時期になります。温風とは南風のことで、特に梅雨明けの頃に吹く風を呼んでいるようです。
日本各地で、風はいろいろな呼び名で呼ばれているようです。
西日本では、南風を「はえ」と呼ぶようです。特に、梅雨に降る雨を、「黒南風(くろはえ)」、「白南風(しらはえ)」と分けて呼ぶそうです。風に色がついているので、何となくイメージがつきます。梅雨真っ盛り、真っ黒い雲のもと、じとじとと雨が降っているときに吹く風が「黒南風」で、梅雨空を一気に吹き飛ばし、夏らしい青空に白い雲が浮かんでいるときに吹く風が「白南風」です。
本日は、郡山でも大雨・洪水警報が発令され、多くの電車が一時運転停止となりました。本当に、ひやりとしました。
これ以上、被害が大きくならずに、早く「白南風」の季節が来ることを祈るばかりです。